アンディオールと内腿

アンディオールと内腿は親密な関係にあります。今回は、アンディオールと内腿について、ざっくりと解説します。

アンディオールの構造

脚のアンディオールと内腿(内転筋)の関係。まずは、アンディオールの構造を復習!

  1. 脚を外向きに[回す]
  2. 脚をセンターに[寄せる]

「1」は、意識することも多いかと思いますが、「2」は、忘れてしまうことも多いかもしれませんね。

①寄せる

脚をアンディオールする時、ただ外向きにするだけだとガニ股になってしまいます。さらに、膝が緩み、脚の外側ばかりに力が入りすぎているように“見えて”しまいます。

バレエでは、脚を外向きにする時、脚をセンターに寄せる力が強力に加わります。また、物理的な太腿の位置もセンターであろうとし続けます。

【試してみよう】

1番ポジションで観察

 ①両方の踵をつけて、太腿が緩んだ状態

 ②踵を少し離して、太腿の間をピッタリとつけ、さらに押し合う。
 (膝を押し込まないように注意すること)

感覚に違いはありましたか?

②向き

アンディオールで内腿が果たす役割。それは、力の働きだけではありません。実際に「アンディオールしている」と判断できる地図的役割をしています。

【比べてみましょう】

正面に向いて立っている時

 ①パラレルだと、内腿は“内側”を向く

 ②しっかり開いた1番ポジションでは、内腿は“前(正面)”を向く

正面に向いて立っているのであれば、内腿が正面に向けようとすることが、アンディオールそのもののアクションとなります。

じっくりていねいにやってみよう!

内腿のことがわかったら、タンジュなどでセンターに寄せつつ、アンディオールすることをトライしてみましょう。脚のラインが変わりますよ♪


続きは、ワークショップで

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アンディオールと内腿
2025年9月9日(火)19時20分〜21時10分
スケジュール等の確認は、こちら

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