よく伸びる足 足首とかかと

よく伸びる足には、「足」の他にもうひとつ欠かせない見方があります。それが「足首」です。今日は、よく伸びる足を作る際の疑問や考え方についてをざっくり解説します!

よくある疑問や誤解

足に関しては、バレエ独特の使い方や考え方、言い方/伝え方などが数多く存在します。大人の方にとって必要な知識や情報を整理してみましょう。誤解が多いエリアですが、大丈夫。きっとスッキリするはずです。

①足首ってどこ?

青いエリアに間違えられがちだが、
赤い部分が足首

そもそも、足首の位置に対しての誤解が多いので確認しておきましょう。

図にあるように、足首とは赤いラインのエリアになります。くるぶしを見つけて、その下と覚えるとわかりやすいですよ。誤解が多いのが青で囲んでいるエリア。足首より長い靴下を履くと覆われる部分ですが、ここではありませんので注意しましょう。

②足と足首問題

「足を伸ばすのであって、足首を伸ばすわけではない」という考え方もあります。確かに、厳密に言うと足と足首は違います。よく伸ばすのは足、と言うのもごもっとも。ただ、これには条件があります。そもそも足首がしっかりと伸びていると言うこと。そこから先は、足首よりも足をしっかり使う。こういう意味なので、しっかり整理しておきましょう。

③踵を詰めて伸ばしてはいけない?

これもちょっと言葉足りずな言葉です。

足や足首を伸ばす(底屈)時、人間の体の仕組みとして、踵の骨が円を描くように動きます。この働きが十分でないと、足首は伸びません。バレエダンサーに対してなら、すでに十分に踵が動いている、あるいは過剰に動かしすぎていることが考えられるため適切かもしれませんが、大人の場合はむしろ、しっかりと動かすことでしっかり足首が伸びるようになります。

バレエの特色

足指も大切だし、足裏も大切。でも、足指や足裏を使えても、実際には足首がしっかり伸びていないと、バレエでは「伸びた足」に見えません。

しかも、バレエできれいに見せたいのであれば、足首の正常可動域45度を大きく超えることがマストです。つまり、ここに関しては日常生活や人間本来の動きということではなく、それを超えた「競技特性」がベースになってきます。

踵の動きをしっかり出してあげると、足も足首も伸ばしやすくなります。私もここ最近ではほぼ毎日、踵のエクササイズはしています。踵に注目して、よく伸びる足を作ってくださいね!


続きは、ワークショップで

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よく伸びる足 足首とかかと
2025年9月30日(火)19時20分〜21時10分
スケジュール等の確認は、こちら

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