11月ワークショップ発表!

肩が丸まる、巻き肩、捻れる|意外な原因

 

背中は全てを物語る。
あなたの全てを。

 

序論:当てはまるものは?

肩が丸まってしまう、巻き肩。

或いは

肘が伸び切ってしまう、アラベスクの時に横に出した方の肩が捻れる。

 

心当たりはあるだろうか。

特に大人からはじめた方は、1つ以上は当てはまると思われる。

 

本稿では、これらに共通した原因について述べる。

 

 

本論:肩が丸まる、巻き肩、捻れる|意外な原因

本論1:見た目に直結している

序論で述べたような事が起こると、どのような見た目になるのだろうか。

 

①肩が丸まる・巻き肩

ここに関しては、何よりも “姿勢不良” になる事を、強く、強く、理解せねばならない。

姿勢が悪いという事は、何よりもテクニックに支障が出る。

そして、筋バランスが崩れてしまい、”癖”が付きやすい。

 

 

以下、警鐘として述べておく。

指導者、トレーナー等で起きている事であり、あなた自身がしていることではないだろう。

とはいえ、目にする事があると思うので、あなたの健康を害さない為にも、敢えて伝える。

 

代償だらけの自分の立ち方を基準に、姿勢不良を肯定するかのような意見を目にする事がある。

それは、自分だけに留めておくべきだ。

 

自分の代償を正当化するする為に、他者を巻き込むべきではない。

代償と気付いていないのならば、最もタチが悪い。

自分の世界に浸るのは結構だが、他人の健康を害するべきではない。

 

 

 

②肘が伸び切ってしまう

いわゆる “棒のような腕” に見えてしまうし、実際にそうである。

 

アームスの柔らかさに欠け、動き全体の調和を崩している。

それだけでなく、投げやりな印象さえ、与えてしまう。

 

このタイプは、見た目だけでなく、大きな怪我に注意しなければならない。

 

腕の重さをコントロール出来ず、振り回している為に、いつ脱臼してもおかしくない。

特に、ハードな練習や疲労している時、自分の体力以上のことをしている場合にリスクが高まる。

この現象は、バレエに限った話ではなく、しばしば、審美系スポーツなどでも見受けられる。

 

 

 

③アラベスクの時に横に出した方の肩が捻れる

この状態では、胸を起こす事が出来ず、寝そべったようなアラベスクになってしまう。

または、腰から折れてしまう。

 

アラベスクにおいて「起こす」のは、腰ではなく、胸である。

 

脚が割れ、寝そべっているような状態のアラベスクは、アーチ状の背中のラインを作ることが出来ない。

美しいアラベスクを完成させる為には、改善しておきたい事である。

 

また、腰から折ってしまうと、過剰な緊張と負担を強いられ、高さを出す事が出来ない事も知っておいて欲しい。

 

 

 

本論2:方程式が通じないという難関

全てに共通した原因は、”腹背筋” の弱さである。

 

肩と腹背筋というと、意外に思うかもしれない。

とはいえ、実際に、腹背筋が十分な強さを持っていたならば、肩が丸まることも、巻き肩になることも、捻れることも、肘が伸びきることもない。

というより、出来ないのだ。

 

言い方を変えれば、本稿で取り上げた現象があるという事は、「いかに背中が弱いかの裏付け」である。

 

バレエでは、特徴的なほどに、背中の強さを求められる。

決して、リラックスをしてはならず、強弱を変える事はあれど、常に緊張を保たねばならない。

 

 

 

 

腹背筋の説明をしよう。

 

人間の原理から言えば、”背筋があって腹筋” の順となる。

背筋が活動し、それらをサポートする役割を腹筋が担う。

 

一方で、大人の場合、この方程式が通用しない。

原因は端的に言うならば、運動パターンの少なさ、筋力不足、重さを利用することでの関節運動の習慣化、阻害因子が多い、といったところになる。

 

 

そうした事情がある事は、ぜひ、知っていただきたい。

私達が書くこうした記事にしても、実際のプログラムにしても、全て、こうした事を計算しているのである。

膨大な時間と、膨大な労力をかけて。

正直、並大抵のことではない。

 

他の指導者と言っている事が違っていたとしたら、ここの計算を我々は、隅々まで計算しているからだ。

 

方程式が通じず、悩んでいる指導者がいたら、ぜひ、参考にしていただきたい。

 

あなたには、指導者が悩む理由を知って欲しい。

指導力があっても方程式が通用しない為に、伝わらない場合があるという事実を。

 

話を元に戻そう。

そうした事情があり、大人の場合は、「腹筋→背筋」という方程式を身につける必要がある。

 

 

 

結論:バレエは背中が命

こうなると、”お腹を引き上げて、背中を引きあげればいいんでしょ?” という話に成りかねないので、整理しておこう。

 

まず、腹背筋の出力が出来ている事が前提となる。

ここに不安があるならば、先にやっておいた方が癖も増えずに済む。

 

 

次に、バレエをするにあたり、最低限、必要な腹背筋の強さをつける事。

 

前提がクリア出来たら、腹背筋の両立とバランス(割合、調合)に取り組むことが出来る。

肩や肘に、本稿で取り上げたような「症状」が現れているならば、こうした事を見直すと良いだろう。

 

 

もう一度言うが、背中が強ければ、現れる事はない症状である。

そして、バレエは背中が命である。

大人の場合、鍛え過ぎるという事は、まずない。

 

あなたが思うよりも、努力が結果となって現れやすい事である。

複雑なことではない。

シンプルに、強さが欲しいのだ。

 

 

▶︎参考

○背中のトレーニング
https://juncotomono.info/program/20201215-back-body-system/

○抗重力対策としての背中
https://juncotomono.info/program/20201229-original-bar-back/

○腹背筋の両立
https://juncotomono.info/program/20201209-wbp-trunk/

 

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