「私、ズレてる?」と感じるあなたへの手紙

2022-2-音楽

大切なのは、わかっている。

どうにかしたい気持ちもある。

こうしたらいい、ああしたらいいという情報も耳にしたことがある。

けれども、どうしたらいいかわからない。

私たちは、そうした方への力になりたいと活動しています。

そんなあなたへ、私たちから提案のお手紙です。

あれ?もしや…

「どうも音楽に合っていないことがあるみたい」

あなたがそうした悩みを持っているなら、客観視できる能力があるということです。

これは素晴らしい能力。

あなた自身を誉めた上で、対策をしましょう。

「どうせ、だって」は禁物。

ポイント1

いわゆる音に合っていない、踊っているとだんだんズレてしまう場合の背景を知りましょう。

大抵は【どんどん速くなってしまう、突発的に速くなってしまう】傾向にあります。

  • ずれていることに、うすうす気づいている
  • ずれていることに、気づいていない

動きに表れたものは似ていても、前者であれば、あなたができることはまだあります。

音楽を受け取ることが苦手なバレエダンサーも少なくありません。

大丈夫、前向きにやってみましょう。

その上で、1つ目のポイントは「慌てずに、落ち着いて」という先生の言葉が出たときの意識の持ち方です。

  • あなた:急に動きが速くなる
  • あなた以外:周りからは慌てているように見える
  • 先生:「慌てずに、落ち着いて」

この流れをイメージしましょう。

あなた自身が決して慌てているわけではないのでしょう。

その上で、動きが急に速くなると“慌てていたり、焦っているように見えてしまうもの“ だということは知っておきましょう。

先生が「慌てずに」とか「落ち着いて」と声かけをしたら「動きが音楽に対して、速いんだな」と認識できることが重要です。

ポイント2

音楽とずれやすい場合「音とり、音楽性」といった発想に偏りがちです。

それで良くなるのであれば問題ありません。

その上で、やはりバレエは体を動かすものですので【動きのコントロール】によって、サポートするのも1つの手段です。

音楽にずれやすい人は、【一定の動きを、一定の速度で、一定時間保つことが苦手】という傾向にあります。

これを少しでも解決するには、イーブンに動く練習をしましょう。

例えば、タンジュで。

例えば、ジュッテで。

特定のアクセントをつけず、行きも帰りも同じ一定のスピードで動けるように【訓練】します。

【すばやく出して静止、すばやく戻り静止】

意識して動いてみましょう。

【余談ですが…】

とある国際バレエコンクールのレッスンWS映像で、ボストンバレエの先生が出題したのが「イーブンにリズムを取るタンジュ」

ところが、受講者はアクセントをつけた動きをしてしまいます。

「ノーアクセント、イーブン!イーブン!」と言いますが、まだできません。

とうとう、何も言わなくなってしまいました。

国際コンクールに出場するような学生でも、イーブンに取ることをレッスンでしていなければできません。音楽性だけでなく、体の細部に渡るコントロールを求められる高度な技術です。

地味だけど、効果的

一定の動きを、一定のリズムで動く。

ある意味、機械的にできることが必要になります。

決して、楽しい作業ではないかもしれませんが、その先にこそ、音楽と動きが一致するという「楽しさ」が待っています。

一定のリズムで動くヒント

  • メトロノーム的なもの(アプリなど)を活用する
  • リズムに合わせて、手拍子をしてみる
  • 手拍子に合わせて「出す・戻す」を合わせる

矯正という意味で本気でやるならば、リズム取りは音楽でやらず、メトロノーム的なものからはじめましょう。

3月受付本日

まとめ

音楽と動きがずれていることに気づいているのであれば、補正するチャンスはあります。

その場合「矯正」になります、楽しくやることとは違ってきますので、この辺りはしっかり心して取り組みましょう。

動きをイーブンに取れることは、音楽的矯正に限らず、運動能力の矯正にも役立ちます。

本来ならば、必ず、できるようにしたい項目です。

やる気があるならば、ぜひ、やってみてください。

  • 矯正であることをしっかりと認識しましょう。
  • アクセントなし、イーブンで動きを取りましょう。
  • メトロノームなどを使って、リズム取りの練習をしましょう。

ファーストステップ♪
メトロノームの音を用意しよう!

【参考:レッスンで試してみよう!】

【Thank you】


JBPでは、大人の方が最適に踊れ、かつ、今後の日常生活にも望ましい基準を定めています。

あなたが基準に沿ってレッスンすることは、バレエを愛する全ての大人に、安全で適切な基準と方法を提供することにつながります!

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