バレエは「見せる、魅せる」もの。
「こう見せたい」があって、それを可能とする体の動かし方があります。
バレエの基礎として知っておきたい発想について、わかりやすく解説します。
二次元の世界で三次元を表現したレオナルド・ダ・ヴィンチ。
バレエでも、同じ表現をしています。
わかりやすいところだと、奥行きを誇張する美術セット。
そして、私たちの体をより立体的に見せるように構成されているのがバレエテクニックです。
これらは、アンディオールや引き上げの基礎となるだけでなく、バレエの基礎概念となります。
アンディオールの基礎
私たちが「当たり前」と思っていることに、バレエのヒントが隠されています。
- 遠くにあるものは「小さく」見える
- 近くにあるものは「大きく」見える
これを体で表してみましょう。
- 頭は小さく=客席から遠くに
- 脚は長く=客席に近づける
これは、スタイルが良く見える立ち方です。
バレエだけでなく、モデルや女優もこうした立ち方をしています。
つまり、美しく見せたいときの共通した立ち方です。
バレエでは、つま先を外に開くことで、さらに脚の長さを強調しています。
アンディオールの基礎をやってみよう
美しく見える立ち方は体の仕組みに合致、アンディオールの土台となります。
これなくして、脚を外に回しても効果が出ません。
バレエはとても良くできています。
第1ポジションで確認してみましょう。
- 太腿を前に押し出す
- 両方の太腿をつける
これと、脚を回す・開くことをセットにしましょう。
特に、脚を前に押し出すことで、フトモモの骨の向きが変わり、脚を回しやすくします。
太腿を前に押し出し、つま先が外に開いた状態は、脚を長く見せてくれます。
アンディオールというバレエ要素には、基礎となる土台があります。
さらに、見た目を良くする三次元の見せ方と、体の基礎は合致しています。
概要を忘れず、アンディオールの基礎を身につけましょう。
- 体の上部に位置しているものは、客席から遠ざけます。
- 体の下部に位置しているものは、客席に近づけます。
- 立体的な体の見せ方は、機能面でも都合が良いものです。
- 太腿を前に押し出す習慣をつけましょう。
今日のクエスチョン♪
アンディオールの基礎となることは?
実践編:頭を小さく!アンディオールの基礎
【Thank you】
JBPでは、大人の方が最適に踊れ、かつ、今後の日常生活にも望ましい基準を定めています。
あなたが基準に沿ってレッスンすることは、バレエを愛する大人に安全で適切な基準と方法を提供することにつながります!