「正しい」というのは、1つとは限りません。目的やその人の段階によっても変わります。
バレエでも同じ。何を見せたいのか、どう動きたいのかによって「正しい」は変わります。
1つのメソッド、1つのスタイルではなく、様々なスタイルを経験し、身体の専門家たちが在籍しているJBPだからこそ、こうした段階別・見せ方別の指導をすることができるのです。
2つの“正しい“姿勢
姿勢、身体の保ち方。2つの方法を知っていると非常に便利ですし、“正しい正誤“ の判断がつきやすくなります。
この2つには習得順がありますが、“これができないとこっちをやってはダメ!“ ということではなく、動きに対して適切な判断をするのがベター。適切な方法で行えば、今持っている力を活用できますし、その動作自体がグッドになります。
また、動作に適切な姿勢というのもあります。
こうしたことを使い分けるのも、バレエの楽しみの1つ。一緒に整理してみましょう。
まっすぐ編
まず、最初に習うのが「まっすぐな姿勢スタイル」。初歩のものということではなく、ぐるっと1周して、中上級レベルで、もう一度必要になります。(目的は異なる)
この姿勢がベターな項目をピックアップしてみましょう。
- 上品な踊り方
- はやい動き
- 流動的に動き続ける
- 足捌きを見せる
- 膝下を強調する
- 自然な動きに見せる、軽やかさを出す
例えば、パリオペラ座のダンサーのようにエレガントに踊りたい、都会的な雰囲気を出したい場合におすすめです。
また、アレグロのような足捌きを見せる場合には、必須項目になります。細かいステップワーク、ポアントワーク、ジャンプ、バットゥリー、ロンドを多用した動き…こうしたものを目指したい場合は、積極的にこの姿勢を取り入れていきましょう!
ティルト編
メソッドによっては、初歩の段階から取り入れられますが、大人の場合は、一定程度「まっすぐ」を行ってからやってみるのがおすすめです。
同じように、この姿勢がベターな項目をピックアップしてみましょう。
- 大きな動きを強調
- 高さなどの量を出す
- 派手さを出す
- ゆったりした動きやミドルテンポの動き
- 野生的な動き
- ポーズを強調
アンディオールを極限まで強調するため、おしり周りと裏腿の強さがマストアイテムです。
例えば、ロシアンスタイルのような派手さや、目を引く踊り方をしたい場合、比較的ゆっくりとした動きには最適です。
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ティルトとは?
ここでティルトについて、少しだけ解説しましょう。
傾けるという意味を持っており、片足荷重において、支持脚が極限までアンディオールした時におこる現象です。骨盤を含む胴体が、適切に傾きます。
これは、おしりと裏腿が強力に働くことによって起こります。ティルトを行う場合は、おしりと裏腿の強力なパワーが必須。しっかり引き締めておきましょう。
JBP バレエWS
まっすぐスタイルとティルトスタイルの両方を体験してみましょう。
何を必要としているのか、何があっているのか。それは、やってみないとわかりません。JBPならではのプログラム。「この動作は、この姿勢がいいんだ!」といった発見があるはず!
まとめ
正しい姿勢と言っても、動作に適したフォーム・スタイル、見せ方に適したフォームがあります。
いずれにせよ、現代のバレエテクニックでは、その両方を一定程度学ぶことによって、バレエの型として成立できるようになっています。
“まっすぐを知ることでティルトがわかり、ティルトを知ることでまっすぐがわかる“
まずは、両方をやってみましょう!
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