「膝を伸ばそうと思っているのに伸びない」あるいは「膝を伸ばす筋肉の筋力アップをしてるのに伸びない」という方、ちょっと見方を変えてみましょう。
今日は、膝を伸ばすヒントをお伝えします。参考にしてくださいね!

ポイントとなる筋肉たち

膝を伸ばす筋肉の代表は、「前腿・大腿四頭筋」です。ですので、前腿の筋力は大切。
ですが、今日は、ちょっと違った方向から解説しましょう。
レッスンでよく「裏を伸ばして、裏を使って」という先生の指示を耳にすると思います。そう、「裏側への意識」ってとっても大切なんです。
ところで、「裏」とは、そのほとんどが「裏腿・ハムストリングス」を指しています。

もう一つ、裏側にある筋肉があります。「ふくらはぎ/下腿三頭筋」です。

ハムストとふくらはぎは、直接繋がっているわけではありませんが、「骨」を介して繋がっています。ここが今回のポイントになります。

膝を伸ばす働きがあるのは前腿だけど、裏腿にも注目してみましょう。
遠いところでも連鎖で影響する
裏腿とふくらはぎの関係。
▷裏腿は骨盤についている
▷ふくらはぎは太腿についている
▷「骨」を介して繋がっている
どちらかが硬く縮こまっていると、筋肉の働き的には直接的な関係がなくても、骨盤や股関節、膝、足首などにも影響を及ぼします。それは、まるで雪崩(=連鎖)のようです。
例えば、ふくらはぎが硬いと骨盤がタックしやすくなります。ふくらはぎの筋肉は骨盤にはついていませんが、雪崩が起きると連鎖して骨盤ポジションが取れなくなるのです。
膝でも同じことが起きます。裏腿、ふくらはぎ、どちらが硬くても膝は伸びにくくなります。

筋肉と離れた場所でも影響するってことなんです。
膝を伸ばしやすくするには?
まずは、膝を伸ばすためのヒントをまとめましょう。
- 前腿の筋力をつける
- 裏腿の柔軟性をつける
- ふくらはぎの柔軟性をつける
そして実際のレッスンでは、「膝を伸ばそう!」という直接的なアプローチだけでなく、裏側を長く伸ばし続けることが大切です。
「裏を伸ばす」というと、ディベロッペやグランバットマンなどの動作脚を想像しがちですが、それだけでなく支持脚でも裏側を伸ばして立つようにすることで、骨盤が必要な分動き、脚を上げやすくします。

柔軟性を上げるには、ストレッチボードなども活用してみると、しっかり伸ばすことができるのでおすすめです。
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