「スス」から見出す、片脚のなり方|大人のバレエレッスン

 

今日から変わる!
すぐに変わる!

 

たくさん出てきます

スス。

一見、難しそうに見えない動きではあるが、力のかけ方を知らないことが多いようだ。

 

これは、とてももったいない。

適切な力のかけ方ができるならば、脚のラインは美しくなるし、甲が出て見えるし、何より、負担が少なく汎用性も高いからだ。

 

実際のJBPワークショップでも、ちょっと補佐をして位置をとるだけで、見違えるほどの脚線美になることは珍しくない。

ちゃんとできれば、その場で変わるくらいだから、知らないというのは実にもったいない。

 

スス自体、作品にも「ポーズ」として頻繁に出てくる上、レッスンでも非常に多く登場する。

まずは、一度「ポーズ」として捉え、一緒にやってみよう!

 

「スス」から見出す、片脚のなり方|大人のバレエレッスン

一気に3項目よくなる可能性がある!

この記事をお読みのアナタなら、ススがどのような動作なのかは、説明しなくてもご理解いただけるだろう。

レッスンで「スス!」と言われたならば、その言葉に反応して動いているはずだ。

 

では、ススでありがちな力のかけ方からみていこう。

 

[写真]

 

 

 

 

 

 

 

この写真からわかることは沢山あるが、ここではピックアップしてお伝えしよう!

[動作分析]
①後脚に寄りかかってしまった!
②脚全体が後ろに引けてしまった!
③両足とも内向きになってしまった!

 

この3項目の問題点を端的に表すと、次のようになる。

[問題となること]
①荷重(体重がかかるところ、重心ではない)の間違い。
②位置、ポジションが取れていない。
③アンディオール方向に働いていない。

 

この3項目は「単品売り」ではなく「絶賛、セット販売中」のものだ。

つまり、1つでも当てはまったら、3つの問題が発生しておくことを知っておこう。

言い方を変えると「一気に3項目がよくなる可能性が高いこと」ということでもあるのだ!

知らなきゃ損、とはこのことかもしれない。

 

 

ススが変わる”3ステップ”

こうしよう!

あなたのススは、今日から変えることができる!

 

[今日から変わる!3ステップ]

▶︎ステップ1
脚全体を「床に対して垂直」に立てる。

▶︎ステップ2
後ろ側のフトモモで、前側のフトモモを押し出す。

▶︎ステップ3
後ろ側の「膝から足首までの間」で、前側の「膝から足首までの間」を押し出す。

✳︎ステップ3は、膝や足首ではなく「間」であることに着眼。

 

 

[写真2]

 

 

 

 

 

 

 

 

前脚と後ろ脚が、糊付けされたように「ピッタリ」とくっつけよう。

ここでのポイントは、後ろ脚で前脚を押し出すことで糊付けすることだ!

つまり、逆になってはならない。(写真1になってしまう)

 

もう一つ。

糊付けする位置について述べておこう。

糊付けする位置は、「つま先」ではない。

ここをぼんやりと考えないことが得策である!

 

 

まとめと応用編

ススのまとめをしよう。

[バレエのルールブック]
・脚全体を床に対して垂直に立てる
・後ろ脚で前脚を押し出し、ピッタリとつける

 

このルールを守るためには、次の項目が手助けとなる。

[脳内バレエ]
体重配分 前足:後ろ足=7:3
つまり、後ろ足にかかる体重を減らすことで「手助け」となる。

 

[応用編 片脚における支持脚の位置]
もうここまできたら、片脚での支持脚の位置を理解できたようなものだ!

バレエのルールブックを守って、ススに立つ。
後ろ脚の位置を変えずに、前脚をそっとルティレにしてみよう。

そう、この位置が「支持脚の基本ポジション」となる。

 

ススにしても片脚にしても、いつもより支持脚が前へ働いていることを、あなたなら感じ取れるだろう。

ススを作ったら、いろいろなポーズの片脚を試してみよう!

 

今日、1回だけ
確認してみて!

 

 

 

 

 

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