チャンスは誰にでもある。
気づかないだけだ。
序論:チャンスセンサーってなに?
大人にとって、バレエレッスンの「なに」をチャンスとするのかは、目的によって大きく異なる。
・上達したい、上手になりたい、成長したい
・発表会で目立つところがもらえるようにレッスンする
・技術よりも、自分の楽しみが優位
こうした「希望」に近づくためのチャンスが目の前に現れても、センサーが働かなければ、チャンスをチャンスと認知することができない。
センサー=検知器・感知器、つまり「チャンスセンサー=チャンスを見つけ出す検知器・感知器」といったところだ。
今日は、意外と忘れがちな「検知・感知する方法」について、あなたにお伝えしよう!
本論:あなたの ”チャンスセンサー” を持とう!|大人バレエ レッスンのヒント
本論1:あなたはどっち? 2つのタイプ
あなたにお断りを入れなくてはならない!
このセンサー、なんでも感知してくれるわけではない。
得意・不得意が分野があるのだ。
このセンサーに適応するかを知るために整理してみよう。
▶︎レッスンの受け方、2つのタイプ
①自己完結型
②第三者視点型
①自己完結型とは、自分の中で全てが完結すること・させること。
レッスンをしていて、先生の指示や提案に「うんうん、そうだよね」と思っていたとしても、
・でも、今は違うことにとり組んでいるからー
・前にも同じことを言ってたー
・あの先生も同じことを言ってたー
など、過去の自分の経験に紐付けて納得したり、自己判断・自己解釈を加えるタイプ。
実は、大人にはとても多いが、本人の自覚がないケースがほとんど。
このタイプは、極論「レッスンのネタ」があれば、本当の意味では、教師をそんなに必要としていない。
なので、「自己完結型」なのだ。
②第三者視点型タイプは、自分の理想を追いかけることよりも、教師の提案を現実化することを重視している。
いわゆる「バレエとして認められるもの」に近づこうと努力しているのだ。
このタイプにとってのレッスンとは、教師の意見を伺うことにある。
いわゆる、上達や成長を望むタイプ。
今日おすすめする感知器は、②に対してのものだ。
本論2:心理テスト(?)をしてみよう!
Question1
バーレッスンをしています。
先生があなたのそばに来て、「こうした方がいいよ!」と声をかけています。
あなたは、どうしますか。
Type A
バーレッスンを正しく行うために、そのまま続行する。
先生の助言は耳で聞く。
アライメントが崩れ、不正確になるのは良くないので、顔の向きは変えない。
Type B
教師からの助言を最優先にしたいので、顔を教師の方に向ける。
顔を合わせた状態で、動きながら話を聞く。
Question2
センターレッスンをしています。
あなたは踊り終えて、次のグループと交代します。
スタジオ側面にはけるとき、他のグループを待つ間、どう過ごしますか。
Type A
課題解決のための作戦を練る!
Type B
出来るだけはやく、先生の方をむく。
結論:チャンスセンサーとは、つまり
2つの質問の解説をしよう。
どちらも
▶︎答えが「Type A」…①自己完結型
▶︎答えが「Type B」…②第三者視点型
である。
成長や上達を望むのであれば、オーソドックスには “成長や上達のためにする先生の助言” は、「チャンス」である。
チャンスには、成長や上達のためのヒントやエッセンスが含まれている。
しかも、個人的にされたものは「オーダーメイド」で、贅沢なものだ。
チャンスに気づかず流し続けると、チャンス自体が減ってくる。
考えてもみて欲しい。
[Question2] のようなシーンは、実は多く存在する。
その一方で、ほとんどはこうなのだ。
先生が「こうしたら良くなるから、伝えよう!」と思って、はけるあなたに目線を向けている。
↓
あなたは、顔を向けず場所に着き、他のことを考えている。
もしくは、ボーッとしてしまう。
↓
先生は、いくら見ても目線が合わないので、諦めざるを得ない。
↓
次のレッスンでも同様のことが起き、ずっと変わらないので、そもそも、個人的に伝えるのをやめてしまった。
つまり、チャンスをみすみす逃したということだ。
なんとも持ったない話だが、ほとんどこうなのだ。
チャンスを探知・感知するチャンスセンサーは、なにをしたら作れるのか。
それは、「先生を見ること」である。
次のレッスンでは
意識してみよう!