後悔しないための ”位置” 選び ~肩と腕~|大人のバレエ

言われてみたらそうなんだけど、言われないと気づかない。

当たり前の話なんだけど、言われないと気づかない。

よくあることだ。

 

言われないと気づけなかったとしても、気付けるならばそれでいい。

私たちは、自分だけでは気づけないから、人の意見を聞くのだから。

 

人の話を聞くのは、何も知らないことを知るためだけではない。

当たり前のことだけど、改めて、人から意見を聞くことで “再認識” する。

それも、1つの目的だ。

 

後悔しないための ”位置” 選び ~肩と腕~

重さ・重力・蓄積

バレエは、脚の動きがとにかく多い。

普段の生活では、ここまで細かく脚を動かすことはない。

 

だからこそ、脚にばかり気が行ってしまうのはよくわかる。

特に、動きの順番がわからない場合は、そうならざるを得ない。

 

その一方で、脚の動きというのは「上体ありき」なのだということを、決して、忘れてはならないのだ。

 

重さというのは、上から下へとかかっていく。

重力が存在している限り。

 

つまり、下に行けば行くほど、上にある重さが蓄積されていく為に負担が大きくなり、動かしにくくなる。

一般的に、腕と足のケガの頻度を比べたとき、圧倒的に足が多い。

重力や重さの流れを物語っている。

 

上方に位置しているパーツを適切に支えられないと、重さはどんどん蓄積されていく。

”体の下から” ではなく “上に位置するパーツから” 取り組む必要がある理由だ。

 

 

あなたも該当します

大人のあなたに知って欲しいことがある。

重ねていうが、絶対に知って欲しいことだ。

 

ほとんどの大人は、腕の重さを処理できずに「ぶら下げて」いる。

そして、肩や首が引っ張られているのだが、当の本人は「首を長くしている、肩を下げている」とカン違いしていることが多い。

 

残念なことに、ほとんどの場合「腕の重さが処理できるようになって初めて」腕をぶら下げていたことに気づく。

つまり、「良くなるまで自覚できない」非常に厄介な案件である。

 

しかも、肩・腕は体の中でも上方に位置するために、コントロールできていないと、胸が潰れ、股関節が潰れ、膝が潰れ、足が潰れ…甲が出ないのも当然だ。

 

だからこそ、自分の体感をあてにせず、鏡をみて、客観的にチェックして欲しい。

いつしか記事でもいったとは思うが、改めてお伝えしよう。

 

体感ほど、アテにならないものはない!!

 

 

自分より「鏡」!

自覚がなくても、チェックしよう。(*)

ここでは、鎖骨を目安に位置をとる方法をお伝えする。

 

まず、鎖骨を確認しよう。

左右に2本存在する。

胸骨に近い方を「内側」、肩に近い方を「外側」と呼ぶことにしよう。

 

鏡を見て、内側と外側を同じライン上に揃えよう。

この鎖骨の高さ・位置を変えずにバレエポジションをとってみよう。

 

特に、アンバーのように腕が下がれば下がるほど、腕をぶら下げやすい。

図のように、外側が下がることで、カタカナの「ハの字」になっていないか、鏡を見て確認しよう。

 

まとめ

鎖骨を基準に、肩の位置をとり、腕の重さをコントロールしてみよう。

[脳内バレエ]
①鎖骨の両端を同じ高さにする。
②鎖骨の高さ・位置を変えずに、バレエポジションをとる。
③そのまま、腕を動かす。

 

なかなか、バレエレッスンでは取り上げられない。

なぜなら、この高さ・位置を取れていることが前提だからだ。

 

レッスンで言われないから「やらない」ではなく、ベースだからこそ位置をとる。

それこそが「差」となり、道を分ける。

ぜひ、鏡でチェックして欲しい。

 

●位置が取れたら、お遊戯会とは言わせない!!
▶︎https://juncotomono.info/program/20210623-19-center/

●7月WS(14日 16:20start)でも、関連したコンテンツを実施予定です。
▶︎https://juncotomono.info/program/20210714-16-format-style/

 

 

今日は、1回だけ
鏡を見てみましょう!

おニャーさんより

 

著者おニャー

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