可動域とは、「関節が動く範囲」のことをいいます。日常生活で必要とする可動域と、バレエで必要とする可動域を確保しましょう。今回は「バレエ動作をしやすくする方法」を紹介します。
3つのメリット
正しい関節の動かし方をすることで得られる、3つのメリットを紹介します。
□その1:動作を生み出しやすい
骨と骨の間に【隙間】を作ると、動きやすくなります。
□その2:よく動けるようになる
可動が増え、大きく動かせるようになります。
□その3:体にやさしい
骨と骨の間に【隙間】があるということは、骨と骨がぶつかりにくいということです。
関節の消耗を防ぐことができます。
大きな影響:体重・重さ
関節を動きやすくするために必要なことが、2つあります。
▶︎体重・重さを食い止めること
▶︎体重・重さの分散をすること
解説していきましょう。
食い止め・分散が必要な理由
□その1:重さは上から下へと流れているから
体重は上から下へ流れます。が、垂直にかけてはなりません。ここがバレエ。プリエは体が垂直に上下したら間違い。アンディオールが全くなっていないという知らせ。ルルヴェもしかり。常に重さは斜めにかけなければ、バレエにはなりません。引き上げも床を圧すも斜めです。垂直ではない。難しい話🌸
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) July 12, 2021
つまり、下にあるパーツほど、重さの影響を受けています。
重さの影響を受けやすいパーツ
▶︎股関節
▶︎膝
▶︎足首・足部(甲や足裏、つま先など)
可動域を必要としているパーツが、ズラッと揃っています。
□その2:関節の隙間を確保したいから
重さがかかるほど、骨と骨の隙間がなくなり、可動が減ってしまいます。さらに、関節を痛めやすくなります。
担当のパーツと方法
重さを受け止めるパーツ、レッスンでやりたいこと。2つのポイントについて解説します。
重さを食い止めるパーツ
ここで重さを食い止めて、下のパーツに “ダダ漏れ” しないようにしましょう。
▶︎内腿
▶︎下腹
3カ所の筋が、一定の緊張を保っている状態が必要です。
重さを分散させる
重さを食い止めたら、次は【分散】させます。実際のバレエクラスで「無意識にでも、できていたいこと」です。
技術的に難しいことではありません。少しずつでも気をつけることで、改善することができます。
□殿部(おしり)
おしりの真ん中あたりを、寄せ上げましょう。
□内腿
体の中心線に向かって寄せましょう。
□下腹
【お腹の壁】をつくり、終始、保持しましょう。
まとめ
骨と骨の間に隙間をつくりましょう。
・殿部、内腿、下腹で重さを食い止め、分散させましょう。
●バレエに必要な重さを食い止めよう!
WS情報:これだけでまるで変わる”体重・重さ”の発想【下腹攻略】 #腹圧 #大人バレエ
[prologue step♪]
3箇所を
緊張させてみよう!