グランパドドゥのコーダでは、打ち上げ花火のようなピケアンデダーンを見ることができます。
空間を大きく移動する姿は、華やかさそのものです。
美しいルティレで回転をしたいけれど、どうしても鎌足になってしまう。
それは、方法をアップデートすることで解決します。やってみましょう。
鎌足の原因と対策
ピケアンデダーン(ピケターン・ピケトゥール)で、ルティレの足が鎌足になってしまう。
回転をしているので「わかってはいるけれど間に合わない!」起きやすい例です。
バーレッスンからピケアンデダーンに向けての修正を組み立ていきましょう。
鎌足になりやすい理由と対策
ピケアンデダーンでルティレの足が鎌足になる理由の大部分が、後ろのルティレだからです。
支持脚の後ろ側に接するルティレは、鎌足になりやすい動作です。
ピケアンデダーンで鎌足になってしまう場合は、まず、支持脚の後ろに接するルティレを見直すこと、一択。
バーレッスンで出題されたときから意識しましょう。
何回も練習することで習慣にし、最終的には、意識せずとも指定の形をつくれることが理想です。
やってみよう
つま先を支持脚につけた後ろのルティレは、鎌足になりやすい方法です。
まずは、土踏まずを支持脚につけましょう。
クドゥピエでの “ラップ” のように、足で支持脚を包むように接します。
次のような様々なバリエーションで、バーレッスンでの確認をしてみましょう。
- 第5ポジションから、後ろのルティレの上げ下ろし。
- ①にルルヴェやジャンプなどを加えて。
- バーから離れたところに立ち、ピケに立つ。(両手バー)
もう1つの原因
方法を変えても、鎌足が一向に改善傾向が見られない場合に考えたいことは、”力が入りすぎている” という点。
後ろのルティレで必要とする力以上に、力が加わってしまうと、力の行き場がないために鎌足になってしまうケースがあります。
その場合、力を抜こうとして「0(ゼロ)」にしてはなりません。
鎌足になる理由を増やしてしまうだけです。
ここで大事なのは、後ろのルティレを作るのに必要な力にとどめるということ。
それを、体に覚えてもらうことです。
- 鏡を見て【やってみよう】のルティレを作る。
- 鎌足になっていないルティレの力加減を覚える。
- 「後ろのルティレの力加減はこのくらい」と頭に覚えさせる。
まとめ
ピケアンデダーンでルティレの足が鎌足になりやすい場合は、ルティレの方法を変えてみましょう。
センターでピケアンデダーンをするときだけ意識しても、なかなかなおりません。
バーレッスンで支持脚の後ろに接するルティレが出題されたときから、今のあなたにとって適切な方法を選択し、習慣にしていきましょう。
- 動作足の土踏まずを支持脚につけましょう。
- バーレッスンから取り入れましょう。
- 力加減が課題の場合は、ただ力を抜くのではなく、適切な力加減を覚えましょう。
ファーストステップ♪
次のレッスンで、この方法で後ろのルティレをつくってみよう!
【Thank you】
JBPでは、大人の方が最適に踊れ、かつ、今後の日常生活にも望ましい基準を定めています。
あなたが基準に沿ってレッスンすることは、バレエを愛する全ての大人に向けて、本当のバレエを、安全で適切な基準と方法を提供することにつながります!