わからなかったらゴメンナサイ!同じ動きでも変わる印象

姿勢やポジションは偉大です。

どんな表現よりも、素晴らしい彩りを与えてくれます。

さて、まっすぐとティルト。使い勝手だけでなく、印象や雰囲気のコントロールにも活用できるようになると、実に豊かな彩りが生まれます。

今日は、いつもとはちょっと違った復習をしてみましょう。

関連:https://juncotomono.info/20230913-tilt/

*この記事は、2023年9月13日開催「変幻自在 まっすぐとティルト」復習用記事です。

観察しよう!

今日は動画を使って復習をします!

映像の質はあまり良くないのですが、ダンサーの動きが比較的わかりやすかったので、この動画を採用します。

パリ・オペラ座バレエ「デフィレ」

ベーシックを思い出す

ワークショップでは、まっすぐバージョンとティルトバージョンの使い分けをしました。

ダンサーは自然と習得したケースが多いと思いますが(教えなくてもこれができる人でないと、恐らく残れない)、大人の場合は「知る」ことが大切です。

“体がこうなれば、こんな動きになる” これは、訓練されたプロの話で、ほとんどの場合は、自分から発する体の動きを当てにしていると誤った方向に進んでしまいます。

まず、ベーシックにはワークショップでの使い分けをしてみましょう。

「なんだっけ?」と思った方は、当日記録したノートを見返してみましょう。こういう時のための[ノート=教科書・教本・参考書]です!

同じ動き、異なる表現

では、ここからは変化球。

動きによっての使い分けではなく「同じ動きでもまっすぐかティルトかの選択によって動きが変わりますよ!」という例です。

他にも、同じ動きでもどちらも選択肢に含まれる場合があります。ただその多くは、メソッドやスタイルによるものです。

大人の体の機能や体型を鑑みると、ベターな選択というものがあります。それが、先ほどお話ししたベーシックな動きの選択です。

ここではあえて、同じ動きでも異なるポジションを取ることでの表現の違いを見ていきたいと思います。

まっすぐバージョン

冒頭から見ていきましょう。

バレエ学校の女子生徒が歩いてきます。

足を前に出し、足底を床についた時の脚と骨盤の関係や脚の形を見てみましょう。

そして、最も重要なのは、どんな脚のラインを描いているかということ。なかなか見分けるのが難しいかもしれませんが、「印象」だけでも整理しておきましょう。

ティルトバージョン

比較的わかりやすいダンサーのTIMEをピックアップしておきます。

こちらは、明らかにエトワール(最高位)のダンサーの動き方ですね。

  • 4分10秒あたり 後ろから1人で登場してくるダンサー
  • 4分39秒あたり 後ろから1人で登場してくるダンサー
  • 5分16秒あたり 後ろから1人で登場してくるダンサー
  • 5分40秒あたり 後ろから1人で登場してくるダンサー

先ほどの学生と比べると、脚の運び方や体重移動のタイミングが変わっていますね。

まとめ

同じ動きでもこうして姿勢・方法を変えると印象が変わります。表現するものも変わります。

より姿勢を強調した動きと、脚の動きをより強調した動き方。どちらも素晴らしい魅力があります。

今回は、姿勢やポジションによって表れるものが変わることを知ってもらえればOK!

この動画を参考にしながら、ベーシックバージョンにトライしてみましょう!

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