「ふくらはぎを回す」
膝下のアンディオールを促す指導言語ですが、一体、どうやって回すのかについては不明なことが多いですよね。
実際、どのように体を動かしているかについては、WSで解説しますが、ここでは、そこに行き着くまでの過程について、お話ししようと思います。
関連:https://juncotomono.info/20231205-calf/
ふくらはぎを回すのに必要な機能
JBP3つの柱があります。
オリジナルのバレエワーク、リリース、そして「脛」です。特に、脛に関しては、始動当初からずっと、その重要性を訴えてきました。
この「ふくらはぎを回す」でも、脛は重要な役割を担っています。
ふくらはぎを回すには?
単独でふくらはぎを回せられればいいですが、それはかなり高度な話。
そして、その高度なことをやってのける人達も、必ず通ってきた道であり、ふくらはぎを回すのに、絶対に必要なこと。それが「機能的に脛を立てる」です。
単独でふくらはぎを回せる人に、脛が立たない人はいません。
そして、脛が立っていれば、それだけでもふくらはぎは回り始めます。少なくとも、大人に多い脛外側に張り出してしまう「偽の膝下O脚」にはなりません。
つまり、見た目も機能的にも、まっすぐな膝下に近づけることが、ふくらはぎを回すポイントになります。
脛を立たせるには?
では、どうやって脛を立たせたらいいか。ここでは2つのポイントがあります。
- きちんとした踵の踏み方をする
- 正しいフロア(床)の踏み方をする
「踏む」というと、大人がすぐにやってしまうのが、重さを落としてしまうこと。
ですが、バレエでは常に体は高く引き上げられた状態を保ちます。
ルルヴェからの着地、ジャンプからの着地、回転からの着地。物理的には、体は下がりますが、機能性では体は逆に上がり続けます。
この2つの「踏み方」が、体を高く保つと同時に、脛を直接的に立たせていきます。
正しく踏むメリット
まず、膝下の筋肉のつき方が変わりますので、膝下の印象が変わることでしょう。歪みのある脚の場合には、特に効果的です。
次に、「引き上がったまま降りる」といった、バレエ特有の“相反する動き方”への対応が可能になります。
そして、両足から片足に荷重がかかる際、正しい踏み方を実践することで、内腿や深層外旋六筋が適切に活動をします。正しいバランスの取り方が、矯正されるのです。
最後に、適切な骨盤の保ち方ができるようになります。正しい踏み方で片足になろうとすると、骨盤は適切な可動をせざるを得なくなります。結果として、脚がしっかりと外を向き、アンディオールをします。
ざっとあげただけでも、これだけの素晴らしいメリットがあります。
バレエを踊るなら誰もが望むアイテムを連鎖的に手に入れることができるのです。
続きは、こちら
『ふくらはぎを回す 脛の機能』[BALLET WORK SHOP]まとめ
ふくらはぎを回すために、脛を立てる。脛を立てるために[きちんと]踏む。この[きちんと]が今回のポイントです。いい加減にしてしまうと、脛が立ちません。
脛は、バレエの生命線と言っても過言ではありません。
脛が正しく立つことができれば、内腿も、裏腿も、足首や足底、足指に至るまで、全身が活発に活動し、素晴らしい恩恵を受け取ることができます。
連鎖が強いパーツだけに、正しく活動できれば、他への影響力も絶大。その代わり、正しい活動でなければ、その影響を受けることはできず、差が大きく開きます。
今回は、体の機能面やオペレーションがメイン。バレエ動作は、シンプルな基本動作での確認のみの予定です。
それだけに、オールレベルにオススメしたいプログラム。ふくらはぎや脛だけでなく、足指を伸ばす筋肉が活動したりするなど、それ以外の問題解決にも関わります。
興味があるない関わらず、バレエをするなら知っておくべき「脛・ふくらはぎ」の内容をお見逃しなく!
ワークショップは、こちら
『ふくらはぎを回す 脛の機能』[BALLET WORK SHOP]JBP バレエワークショップ
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