怖いから回れない。回れないから怖い。
もちろん、基本動作の習得は大切ですが、こうしたことはやってみないと身につかないものです。
プリエとタンジュが大切とはいっても、ピルエットの練習をしなければ、ピルエットを回れる日はきません。
レッスンで今すぐ使えるピルエットのポイント。ぜひ、お試しください♪
着地にフォーカス!ピルエット
まっすぐ回れないから、まっすぐ回ることを意識する。
確かに、間違いではありませんが、それだけで修正はできません。意識すればするほど、ドツボにハマってしまう場合も。
自分の体の記憶で意識すれば、これまで同じことを繰り返してしまうことが多いからです。
ちょっとやりにくいかもしれませんが、回転軸を修正する方法を着地から逆算してみましょう!
ここをチェック♪
動画の0分27秒あたりから、連続したターンをみることができます。
今日は、あくまでピルエット単体の回転軸の修正が目的ですが、連続したターンでは、回転軸をまっすぐに保つヒントがとてもわかりやすく確認することができます。
このバリエーションは、前に進みながらターンをしていますが、その場で行う場合も同じですので、しっかり観察してみましょう。
苦手さんに多い傾き方
回転は、まっすぐ回れるに越したことはありません。
ですが、傾いた場合でも、全てがダメなわけではありません。バレエワークショップなどではお伝えしていることを、もう一度復習しましょう。
同じ失敗でも、いい失敗と悪い失敗がある。
例え、失敗だったとしても、未来ある良い失敗と、早急に改善すべき失敗があります。もちろん、それはピルエットでも同じこと。
同じ傾いたピルエットでも、いい傾きと悪い傾きがある。
では、はっきりいいましょう。
アンディオールでもアンデダンでも、ルティレ側に傾くのは、いい傾きです。「いい」というのは、語弊があるかもしれませんが、基本的には「反応」としては良い傾向にあります。
ところが、大人に多いのはこちら。支持側に傾く。
これは、早急に解決すべき「問題」(課題ではない)です。詳しい理由は、長くなるので省略しますが、正しくないだけでなく、転ぶなどの事故が起きやすい状況ですので、早く解決しましょう。
修正方法1
いずれにしても、まっすぐ回る感覚がない場合は、着地にフォーカスすることで体をまっすぐ保てるようにガイドしていきましょう。
まずは、4番ではなく、5番プリエからターンをし、5番プリエに降りる方法で確認してみましょう。
先ほどの動画をみてみます。ルティレに上げた足も、ルルヴェに立った足も、床に着くのは同時です。
当たり前に思いますか?でも、ほとんどの人は、同時ではなく支持足の足裏が先に床に着き、ルティレにした足が遅れて着地しています。この間に、体は傾いてしまうのです。
まずは、わかりやすい5番から5番のピルエットで着地が同時になるように[意識]してみましょう。同時に着地しようとすると、支持側の体がしっかり立ち、体が流れてしまうのを防ぎます。
修正方法2
回りながらの修正が難しい/怖い場合は、回転なしで修正しましょう。
- 5番プリエ
- 動作側ルティレ+支持側ルティレ
- 5番プリエ
回転はありません。バーにつかまってやってみるのもいいでしょう。
ポイントは、もちろん③
もし、足の裏にブザーなど音が鳴るものがついているとしたら、音が1つになるように。支持側→動作側というように、音が2つ鳴ってはいけません。
あくまで、1つ。ここにこだわってみると、だんだんとターンのリズムに近づいていきます。
まとめ
回転軸を修正する方法をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
体の使い方、ルルヴェがどう、ルティレがどう。もちろんそうしたことはありますが、回転という一瞬の出来事。その一瞬でなかなかできることではありません。
もちろん、コツコツと見直すのも大切ですが、動きにはリズムがあります。
基本動作を見直す段階で、正しい動きのリズムを身につけ、美しい回転を目指しましょう。
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