そのものなのか、そうじゃないのか。
そこには「大人特有の問題」が隠れているのかもしれません。
だからこそ、大人専用が必要なのです!
「背中を反る」その土台
後ろのポールドブラ(カンブレ)、アラベスク、アティテュードデリエール。
「背中が固い」
「腰から反ってしまう」
もちろん、[背中自体の可動域が少ない]という原因は、十分にありえるでしょう。
その上で、例え、可動域が確保できていたとしても、動きに反映させられるだけの【土台】がしっかり出来上がっていないと、背中は反ることができません。
言い方を変えると、土台ができていなければ、可動域を広げるためのストレッチやエクササイズも効きにくい、ということ。
では、土台とは何のことを指しているでしょう?
それは、【おしり】です。
おしりの筋肉の活動によって股関節が伸展し、骨盤や太腿がズルズルと引きづられてしまうのを防ぎます。
そして、安定した土台ができた上で、背中をたくさん反らせることができるのです。
背中を反る順番と起きやすい代償運動
背中をたくさん反らせるためには、おしりの筋肉の活動によって股関節を伸展させ、固定させる事が必要。
では、おしりの筋肉が弱くて股関節の伸展が足りないと、どんな「反る」になってしまうかを整理しましょう。
イラストのような動きは全て[おしりが入る→背中を反る]の順に動きます。
おしりの筋力が弱いということは、“準備なしに、いきなり背中を反らせようとしてしまう” ということになります。
- 背中を反らせること自体できない
- 腰から折れてしまう
- お腹が出てしまう
こうした代償運動を生み出してしまいます。
そうすると、ますます背中は動かなくなっていき、背中の可動域自体が減っていってしまいます。
背中とおしりは、密接な繋がりを持っているのです。
背中とおしりは、蜜月関係だ!
やってみよう
背中が固くて悩んでいる場合は、背中だけでなく、おしりの筋力が弱くなっていないかも確認しておきましょう!
レッスンでは、おしりを引き締めてから背中を反らせるように動きます。
決して緩めないようにしましょう。
また、おしりは加齢と共に衰えやすい部位です。
この筋力の低下によって、膝や腰の不調に見舞われるケースもあります。
まずは、日頃からできるエクササイズから挑戦してみましょう。
- まっすぐ立つ
- おしりの横幅を狭くするように緊張感を持たせる
- ステップアップ:おしりの割れ目をピッタリとつける
信号待ちの間にやってみることからトライしてみましょう。
正確性よりも【頻度】を上げることが効果的!
まとめ
背中と股関節の関係がわかりました。
JBPでは、背中を動かす際の土台作りと柔軟性を高めるWSを開催します。
大人の行動パターンや加齢なども踏まえて「大人専用」として構成されており、動きと体のエデュケーションを行います。
ここまでをまとめましょう。
- おしりの筋活動による股関節伸展は、背中を反ることの土台となっています。
- 先におしり、次に背中を反らせます。
ファーストステップ♪
今日から「やってみよう」を試してみましょう!