胸が広く保たれていると、実に堂々としたオーラのある佇まいになります。美しいデコルテ、そして正しいポールドブラにも貢献します。
そこでマストとなるのが、鎖骨のポジションと大胸筋の働き。ここでは、鎖骨ポジションの確認の仕方と正しい腕の動きを得るためのヒントをお伝えします。
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鎖骨ポジションのチェック
「まずは、ここをクリアしておこう!」という項目をチェックしましょう。阻害因子を除去することで、正しいポジションが取りやすくなります。
鎖骨と首の間に窪みができないようにすることは、肩の位置を取るヒントになります。肩がすくむと水が溜まるような窪みができます。
肩幅を広げましょう。また、肩がすくんだり、前にかぶっていないかの確認も有効です。
2つの地点を取りましょう。
- 喉に近い鎖骨の内側
- 肩に近い鎖骨の外側
身体を側面から見た時、鎖骨の外側は内側よりも背中側にポジショニングします。決して、横並びではありません。なぜなら、鎖骨は正面に対して平行な2Dではなく、奥行きのある3Dで存在しているからです。
バレエでも常にこの関係は維持します。腕を動かすことによって崩れてはいけません。
チェックしてみよう!
ステップ1:腕の動きによって鎖骨のポジションが崩れてないかのチェックをしましょう。
- アンナヴァン
- アンオー
- アラセゴン
- アンバー
ステップ2:動きの中でも同様です。シンプルなポールドブラでも確認。
- 第1ポールドブラ
- 第2ポールドブラ
ステップ3:さらに上体の向きを変えても保持できるようにしましょう。アラベスクなどで役立ちます。
- 第3ポールドブラ
- 第5ポールドブラ
トゥールでのコントロール
腕の動きによって鎖骨ポジションが崩れると、身体が振り回されてしまいます。その影響を最も体感しやすいのがトゥール(回転)です。
まずは、ストニューやデトゥルネといった両足回転で取り入れてみましょう。
- アンナヴァンに構えた側の鎖骨
- アラセゴンから腕を閉じた時の鎖骨
それぞれ、ポジションはキープできていますか?動かすのは鎖骨ではなく腕です。ここは、はっきり認識しておきましょう。
JBPバレエWS「胸郭の“わずかな“動き」
鎖骨のポジションに、胸郭を活用した表と裏の使い方をプラスしましょう。ほんのわずかですが、バレエらしい動きになるかどうかの分かれ道です!
バレエパートでも、上半身を中心とした動きで構成されていますので、ステップや順番、体力に自信がない方にもおすすめです。
まとめ
鎖骨ポジションを正しく取ることは、見た目だけでなく、動作の機能性向上にも効果的です。
腕と鎖骨の独立性を保った上で、腕を動かす意識を持つことでテクニックの安定にもつながります。特に、回転やジャンプなどのテクニカルなものが苦手な場合は、必ずチェックしておきましょう。
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