上半身の動きは、あなたの踊りの第一印象を決定します。
そして、その影響は足や脚にも影響を及ぼします。
美しく機能的なアームスだけでなく、アンディオールや体幹の安定にも関わってくるのです。
この記事では、大人にありがちな動きから、大人にこそ取り組んでほしい「優雅な身のこなし」に近づく方法をご紹介します。
“腕と手の関係” について教えて!
バレエの基本をおさらいしましょう。
どんなメソッドやスタイルも、原則、この「基本」に基づいています。
まずは、この基本の動きをしっかりマスターしましょう。
この基本を押さえた上でのモディフィケーションもあるんだ。
基本ができた上で、演出的に腕の動かし方を変えることは、それぞれのメソッドやスタイルで日常的にあることだよ。
バレエでの腕の動かし方の基本
それは、腕の形を変えずに動かすということ。
例えば、アンナヴァンからアラセゴンに広げる時、肘を余計に伸ばしがちですが、基本的には、アンナヴァンの形のまま、横に広げます。
それには、腕の長さを変えないことが大切です。
具体的には、胴体から手指までの距離を変えずに腕を動かしましょう。
参考
場所がわかる場合は、こちらの方がより具体的です。
[胴体から手指までの距離]
⬇︎
[肩鎖関節から手首までの距離]
胴体側だけでなく、手指を手首に変更することで、手首や手指の動きを足すことが可能になります。
形として、大人が特に意識したいこと
大人に多い、腕や手に関する間違い。
- 腕がぶら下がる
- 手首が折れる
- 指先がぶら下がる
まるで、自分の腕や手のように見えないその様子は、踊り方としても、だらしない印象を受けてしまいます。
指先まで神経の行き届いた踊り方ではありません。
腕は、長く見せるのが鉄則。
正しいバレエポジションは、そう見えるように作られています。
3つを繋げて、正しいポジションを作ろう
この3つを繋げましょう。
- 肘の真ん中
- 手首の真ん中
- 中指
こうすると、小指側のラインがぶら下がらずにすみます。
指先は、床に向かってぶら下げてはいけません。
「永遠に続いているかのように」途切れることのないラインを作り出します。
美しい所作に欠かせない、とあること
正しいポジションを取った上で、それだけでは味気ないことも知っておきましょう。
バレリーナの優雅なアームスは、基本のポジションだけで成立しているのではないのです。
それは、腕と手をほんの少しずらして動かすこと。
とはいえ、この「ズレ」を意図的に使った後は、必ず、基本ポジションに戻ります。
まずは、たどり着いた先の「正しいバレエポジション」を無意識でも取れるようにしておきましょう。
まとめ
バレエの基本をマスターしましょう。
大人が苦手とするところですが、意識と反復で身につけることができます。
まとめましょう。
- 腕の形を変えずに動かしましょう。
- 胴体から手指までの長さを変えません。
- 肘の真ん中、手首の真ん中と中指を揃えましょう。
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