この記事では、お腹の引き上げと引き締め、さらに、その状態をキープする(持久力)をつける方法について、わかりやすく紹介します。
腹部の特徴
胸には肋骨で覆われた鳥かご(胸郭)があります。おしり周りには骨盤があります。お腹周りには、縦に背骨が1本あるだけで、それ以外の骨がありません。
【骨がない=柱がない】
たくさん動けて良い側面もありますが、動きすぎて安定しにくいという悩みもつきものです。
□お腹が抜ける
□胴体がクニャクニャと変形してしまう
メリットも デメリットも
例えば、アラベスクでこの “たくさん動く” という恩恵を受けています。
一方で、ロンドゥジャンブアテールでは “腹踊り” のように、お腹が動いてしまいがちです。これは、安定性に欠けるためでもあります。
バレエでは、可動を残しつつ安定性も欲しいところです。そのために、自前のコルセットをつくりましょう。
お腹のコルセット 〜体験編〜
お腹のコルセットを体験してみましょう。
STEP1:頭を高く
1,頭の上に両手を乗せる
2,手を頭で押し上げる
3,頭の高さをキープ
STEP2:鳥かごを高く
1,頭の高さは、そのままキープ
2,両手を腰骨にあてる
3,腰骨を手でグッと抑える力を利用して、鳥かごを骨盤から遠ざける
STEP3:つっぱり棒を装着
1,頭と鳥かごの高さをキープ
2,鳥かごと骨盤の間に縦につっぱり棒を装着するイメージを持つ
3,保持し続ける
コルセットの役割を持つ
細かいと感じるかもしれませんが本当の事です。口呼吸が多いと言われる現代人。口を開けて呼吸していると体が落ちます。リラックスを目的としているなら別ですが体を落としたくないバレエではネックになります。鼻で呼吸する習慣をつけましょう。まずは、日常生活で軽く口を閉じてみる事から。影響大🍋
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) September 19, 2021
呼吸をするだけで体は落ちますが、バレエ用の呼吸をすることで防ぐことができます。その際、積極的に活躍する筋肉は自前のコルセットとしての役割も果たしています。(腹横筋と言います)
決して、力強く働く筋肉ではありませんが、姿勢保持やウエストの引き締め、腹圧を常に保持するために重要な役割を果たしています。
参考までに
腹横筋 働きの例
□腹圧を高める
▶︎呼吸によって体が落ちるのを防ぐ
□内臓の位置を安定
▶︎下に落ちるのを防ぐ
□お腹をしまう
▶︎お腹が出ないように壁となる
□姿勢をキープする など。
□頭や胸を骨盤から遠ざけた姿勢をつくります。
お腹のコルセット作り こちらも参考になります。
WS情報:お腹のコルセット”バレエの強さ” #腹横筋 #引き上げ