カモシカのような脚:脚の形を美しくするためのヒント

2022-3-カモシカ

美しい脚のことを「カモシカのような脚」と言うことがあります。

その秘密と強さがどこにあるのか。

わかりやすく解説します。

ほっそりなのに強い秘密

カモシカのような脚とは、どんな脚のことでしょう?

ほどよく筋肉がつき、フォルムが良い。

ほっそりしているけれど、活動にも適した機能的な脚、といったところでしょう。

形は良い上に、ジャンプなどハードな動きにも対応できる。

その秘密を教えます。

カモシカさんの秘密はココ

カモシカのような脚を持っている「カモシカさん」、形の良い脚をしているのに、ジャンプしたり、回ったり、非常にハードな動きにも対応します。

脚の形がいいだけでは、バレエは踊れません。

とてもハードな活動ですから。

脚の形と、活動に対応できる強さを両立することは、簡単なことではありません。

ハードな活動に対応するための強さ、カモシカさんのほっそりとした脚のどこにあるのでしょう?

それが「脛」です。

補足

膝から足首にかけてまでを、脛側とふくらはぎ側にわけてみるとわかりやすくなります。

脛側についている筋肉は、ふくらはぎ側ほどゴツくなりにくいのが特徴です。

足指や膝との関係

カモシカさんの強さの秘密である脛側の筋肉は、足指を伸ばすという作用も持っています。

足指が丸まりやすい人は、これを機に、できることからスタートしてみましょう。

また、がんばって膝を伸ばしているのに、曲がっていると指摘されやすい場合も同様です。

膝下が外に流れてしまっていることで、曲がってみえている可能性もあります。

一緒に確認してみましょう。

目指せ!カモシカさん

バレエ動作の中で「カモシカさん」と同じ操作をするのは、実は、超上級。

ですが、カモシカさんになるための材料を揃えたり、カモシカさん入門は、あなたにも可能です。

ここでは、カモシカさんになるために必要な材料、脛側の筋肉に[ごあいさつ]する方法をお伝えします。

  1. 足指を横に広げる
  2. そのまま、カカトを床につけて荷重する
  3. 親趾と小趾の付け根を床につける

バレエポジションではなく、日常の立ち方でやってみましょう。

日常の立ち方ができていないと、バレエの立ち方を理解するのは難しいです。

ポイントは、③で「カカトに体重をかけたまま、親趾と小趾の付け根を床につけること」。

付け根を床につけたとき、一緒に体重も流れてしまわないように注意しましょう。

より詳細に

体を側方からチェックしてみましょう。

カカトの上に脛の骨がまっすぐ立っていたら合格。もし、斜めに倒れてしまっているならば、正しいアライメントを取り直しましょう。

足首をできるだけ曲げないように立つ。

このイメージを忘れずに。

まとめ

「カモシカのような脚」とは、ただ形が良いだけでなく、機能的な脚のことを指しています。

バレエでは、形が良いだけでなく、ハードな運動に耐えられる脚が望まれます。

足指が丸まってしまう場合や、膝が伸びて見えない場合も、カモシカさんを目指しましょう。

  • 膝から足首にかけてを、脛側とふくらはぎ側にわけてみましょう。
  • 日常の立ち方をマスターしましょう。ここから、バレエの立ち方へと応用されます。

ファーストステップ♪

日常の立ち方を見直してみよう。

実践編:カモシカさん材料エクササイズ!

【Thank you】


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