今日は、いつもとはちょっと違った嗜好で参りたいと思います。
ブログだから取り上げられる話もありますね。
とても単純なことだけど、素通りしてしまっていること。
改めて整理して、あなたの「利」にして欲しいと思います。
事実以上に大事なことがあります
「やる気があるってこと、先生に伝えたい」そう思うこと自体、いいことです。
「先生が気づいたことや感じたことがあったら、ぜひ教えて欲しい」そういったところだと思います。
ただ、思うように声をかけてもらっていないのかもしれません。
結論から言うと、先生に “よりみてもらう” あるいは “声をかけてもらう” ためには、大事なことがあります。
▶︎事実としてやる気があるかどうか以上に、やる気があると伝わること。
うまく伝わると先生も「提案(注意)してもいいんだな」「言っても大丈夫だな、受け止められるな」と感じるわけです。
これは、立場が逆だったらあなたもそうだと思います。
では、どうしたら「やる気がある」と伝わるのでしょうか。
それは、【背筋を伸ばす】ことです。
背筋は口ほどにモノを言うのかもしれません
例えば、あなたがレストランで食事をしているとしましょう。
姿勢が悪く、背筋の伸びていない店員さんがいるとしたら、あなたはどう思うでしょうか。
例えば、職場の後輩がミスをしたとしましょう。
背中を丸め、お腹を突き出し、そんな姿勢で「一生懸命やりましたし、やる気もあるのですが、ミスしちゃいました」と言ってきたら、あなたはどう思うでしょう。
「えっ?それで本当にやる気あるの??」
あなたはそう思うでしょうし、実際に口にするかもしれません。
つまり、そういうことなんです。
とてもシンプルなことですが、人は身なりなり、態度で「今、何を思っているのか」を判断します。
だから、身だしなみやマナー、エチケットというものが存在するのです。
こんな話があります。
アメリカの大学で、裁判官が授業をした時のこと。
裁判官はこう言ったそうです。
「判断するための材料は事実だけではない。表情、服装、身だしなみ…そして、背筋が伸びているか」
バレエレッスンも例外ではありません。
こうしたことは「信頼」にまで発展することなのです。
先生だって、ずいぶんと気を遣っているのです
「やる気があるのに、もっと注意して欲しいのに、先生は私にあまり言ってくれない」といった声をSNSなどでもお見かけします。
レッスン中、背筋が伸ばしているというのは、実は “当たり前のこと” です。
最初はつらくても、レッスン中に背筋を伸ばしていることは、自分自身の姿勢保持筋を鍛え、持久力をつけ、無意識でもその姿勢を作れるようにするために必要なこと。
先生はバレエのプロですから、そうした訓練もしてきてます。
ですから、当たり前の背筋が伸びていないとなると、先生が遠慮してしまう原因になります。
- 疲れているのかな?もし、そうなら注意どころではないな。きっと辛いだろうから。
- 「やる気がある」って言ってたけど、本音はそうじゃないのかも。
- あーだこーだ言われたくないのかもしれないな。
あなたが先生からの助言を求めているのであれば、これは非常に勿体無いことです。
レッスン中ずっと背筋を伸ばしているのが大変なら、特に、注意したいシーンを上げておきますので、この辺りから気をつけてみましょう。
先生との意思疎通だけでなく、バレエにプラスになること間違いなし。
背筋を伸ばす筋肉が育つので、日常でも美しく立てるようになるでしょう。
- アンシェヌマンを覚えるとき
- センターレッスンで自分の番が来るのを待っているとき
- レッスンがはじまる前の時間
- 先生が注意したり、説明しているのを聞いているとき
- 踊っているとき
背中が落ち、丸まった姿勢がみえやすいシーンです。
意識してみましょう。
まとめ
「やる気があるのに伝わらない」
あなたにとっても、先生にとっても、とても勿体無いことです。
お互いの思いが伝わって、充実したレッスンにしたいものです。
JBPでは、バレエが大好き・上手になりたいという大人の方に向けて、バレエワークショップを行なっています。
普段のレッスンではできない、テーマに沿ってじっくり取り組んでいきます。
バレエ動作の動き方、そのために必要な機能を得るための体作りなどを行なっていますので、あなたにも役立ちます。
参考
スケジュールここまでをまとめましょう。
- 背筋を伸ばしましょう!あなたの気持ちが伝わります。
- 背中が丸まりがちなシーンを特に意識しましょう。
- レッスン中は、踊っている時以外も背筋を伸ばしたままでいましょう。
あなたにクエスチョン♪
あなたのやる気を先生に伝えるには、どこを伸ばす?