股関節が詰まらない脚の上げ方:バレエ動作で必要とする体の機能

2022/05/24

脚が上がらない、パッセが低い、ピルエットの形が崩れる。

共通した原因が股関節にあります。

なんだか詰まった感じがする、上げる気はあるのに思うように体が動かない。

ここは、日常生活の体のシステムではなく、バレエ用のコントロールを要します。

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“股関節が詰まらない“脚の上げ方を教えて!

結論、バレエ用のコントロールが求められます。

あなたがレッスンでしているのは、日常生活の延長にある脚の上げ方。

バレエ用の上げ方を説明するのは難しいので、ここではそのヒントと姿勢をご紹介します。

知っておきたい体のシステム

脚を上げときに、あなたが“実現させたいこと“をざっと整理。

  • 股関節を折るとき・曲げるとき(屈曲)
  • 股関節は滑らかに転がるが
  • 脚の骨が滑ることで詰まることを防ぎたい

一般的な方法で脚を高く上げることはできません。

バレエ用のオペレーションが必要になります。

ちょっと難しいですが、バレエレッスンだけでは解決しにくいことだということは、しっかり認識しておきましょう。

やってみよう

  1. 長座になり、良い姿勢をとる
  2. 両手をおしりの後ろに着き、体重をかける
  3. 背中をやや後ろに倒し、おしりを軽く浮かせる

このフォームでの股関節の状態を覚えましょう。

これができたら、次のステップアップをやってみましょう。

  • 腕だけをバレエポジションにする
  • 足(脚)をバレエポジションにする
  • そのままバレエ動作をする

まずは、“股関節を折っているけれど詰まってはいない“この状況を体験し、体感をつけましょう。

ピルエットにも、グランバットマンにも

膝や腿を上げることで股関節が詰まってしまうと、さまざまな問題が発生します。

  • パッセ(ルティレ)の膝が上がらない
    ↪︎ディベロッペが上がらない、ピルエットのパッセが低い
  • グランバットマンが上がらない
  • 体が流れやすい
    ↪︎ピルエットの軸が崩れる
  • アラベスクで体が前に乗れない

問題は、脚を高く上げられないだけではありません。

まっすぐ立つことができない、回転で倒れてしまうなど、多岐に渡ります。

股関節に負担がかかる前に、バレエに最適で安全な方法を身につけましょう。

まとめ

股関節を詰まらせないために。

まとめます。

  • 日常にはない、バレエの動かし方であることを認識しましょう。
  • 長座などで、コントロール入門を試してみましょう。
  • 股関節に適した脚の上げ方は、片足での姿勢、回転軸など、多岐に影響を及ぼします。

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