伸ばしているつもりで伸びてみえない膝について解説|大人のバレエ上達

膝伸ばし方 アイキャッチ

バレリーナの膝の伸び方は特徴的です。”膝を伸ばしているつもりなのに、バレリーナのようにキレイに伸びて見えない” 大抵の大人に当てはまることです。バレエでの膝の伸ばし方について、わかりやすく解説します。

「伸ばす」を確認

当たり前のようですが、特に、膝に関しては「伸ばす=後ろに押す」になってしまっていることが、非常に多い項目です。これだと「逆方向に膝を曲げる」になってしまいます。
正しい膝の伸ばし方をしましょう。

脚を伸ばすということ

これは、バレエの特性で、基礎となることです。
【脚を引き伸ばす・長くする=脛を引き伸ばす・長くする】
とても重要ですので、覚えておきましょう!

 

 

バレエ的 膝の伸ばし方

ここでは、バレエでの膝の伸ばし方を紹介します。正確に行うことで、膝を守る役割も果たしてくれます。健康面でいえば、年齢を重ねている方ほど、重要度が高くなります。

その1:膝のお皿を引き上げる

膝のばす ベクトル1

膝のお皿を骨盤方向に引き上げましょう。

その2:つま先・カカトを遠くにする

膝のばす ベクトル2

膝のお皿を引き上げたまま、つま先とカカトを遠くに押し出します。つまり、”膝のお皿とつま先・カカトは、逆方向の矢印をつくる” ということになります。

補足

先に、カカトを遠ざけましょう。カカトが遠ざかっていない状態でつま先を意識すると、膝が曲がってみえやすくなります。

 

膝のお皿を動かす

膝のお皿を動かしてみましょう。くれぐれも、膝を押さないように注意してやってみます。

①目視で確認

パテラ1

長座になり、膝のお皿を骨盤方向に引き上げてみましょう。動いているのが確認できたらOK。動かない、よくわからない場合は、②へ。

②手で動かす

パテラ2

手を膝のお皿に添えて、静かに動かしてみましょう。体重の重さで膝の曲げ伸ばしをしていたり、膝を動かす機会がすくないと、お皿が固定されてしまっています。静かに、少しずつ、手で動かしてあげてから、①をやってみましょう。

 

 

膝とフトモモの関係

大人に多い膝が伸びてみえない原因の1つに、”膝が出っ張っていること” があげられます。

膝 一体化

バレリーナの膝

よく訓練されたバレリーナの膝は、前腿と膝がまるで一体化したかのように繋がっています。
膝が、キャベツのようにボコっと出っ張っていると、膝を伸ばしているつもりでも、キレイに伸びているようにみえません。

一体化するための核

バレリーナのような前腿と膝が一体化した膝は、生まれつきのものではなく、訓練によるものです。近づくためには、膝のお皿を引き上げることを、適切に行いましょう。

まとめ
・膝のお皿を引き上げ、足部を遠ざける=脛を引き伸ばす=脚を伸ばす
・膝を伸ばす場合も、同じように行う。


[prologue step♪]

膝のお皿を骨盤方向に
上げてみましょう!  

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