視線が集まりやすい「上半身」
バレエは、ポジションを正しく理解し、正しい腕の運びをすると、大変美しい上半身が作れるようにできています。
この記事では、正しい腕の運びに必要なことやメリット、準備しておきたいことについて、わかりやすく解説します。
バレエポジションは、とても機能的に構築されています。
ただし、それは“見よう見まね“ではなく、バレエポジションがどうあるべきかを押さえている場合。
腕や手は、脚や足と比べると、動かしやすいはずです。
日常生活で細かい操作をしているのは、腕や手。
だかこそ、その人自身の動かし方の癖が取れにくく、新たな情報が入りにくい。
動かしやすいけど、思い通りにいかない。
それが腕や手の特徴です。
バレエではなく、お遊戯会っぽくなってしまう原因の多くを占めています。
つまり、ここを攻略すれば、あなたの「バレエ度」がグッと上がるということなんです。
慣れるまでは、むしろ見よう見まねが大切。
問題は、慣れてきたのにそのままになっていること。
次の段階へ、ステップアップしよう!
絶対に忘れたくない「バレエらしく」
正しい腕の運びに必要なこと。
これらが1つでも抜けると、バレエらしさがなくなってしまうので注意!
- A:腕の付け根が“クルクル“と回る事で腕が動く。
- B:胸は常に外側へ広げる。
- C:肩と腕が適切な高さ・位置である。
Aについて
➡︎腕を動かす際に、肩甲骨ごとガバガバと動いてはいけません。
➡︎正しい動かし方をすることで、体幹が腕によって振り回され、ブレることがなくなります。
Bについて
➡︎デコルテを広く、美しく見せることができます。
➡︎常に、体が引き上がった状態を保持することができます。
➡︎堂々とした立ち振る舞いになり、存在感が増します。
Cについて
➡︎腕の付け根を満遍なく動かすために必須です。
➡︎正しいバレエポジション、正しい機能発揮するために必要です。
正しい高さには、肩の体つくりが必須
体作りのワークショップ ”背中と三角筋”機能だけでなく、見た目やその人の雰囲気にまで影響が及ぶことがわかるね。
あなたが手にする、こんないいこと
正しい腕の運びによって得られるメリットを整理しましょう。
目的や目標になるだけでなく、あなたが正しいテクニックへの道のりにいるかの目安になります。
- バランスが安定する、動きが安定する。
- 雑に見える動き、余計な動きを減らせる。
- 丁寧な動きに変わる。
- 余計な体力を消耗せずに済む。(振り回された時に、立て直すための体力など)
- その人自身の「良いところ」が誇張される。
「違ったかも!」と思ったら、修正すればいいんだよ!
慌てたり、がっかりする必要はないんだ。
準備をしよう
正しい腕の運びをするための準備をしましょう。
腕の付け根を動かす練習です。
- 肘を曲げ、肩に指先をつける。
- そのまま、腕を大きく回す【肘を前から後ろへ】
ポイントは、肘の向きが「正面と後ろ」をしっかり通ること。
慣れてきたら、腕を回す際に、胸が突き出たり、お腹が動かないように“胴体の形をキープ“しましょう。
正しい腕の運び、ポジション。
たくさんのメリットがありました。
まとめます。
- 上半身は、人の視線が集中しやすいことを、改めて、認識しましょう。
- 正しい腕の運びは、技術的・機能的に重要なだけでなく、見た目や雰囲気にまで影響します。
- 正しい動きをするための可動を準備しましょう。
ファーストステップ♪
今日中に「準備」を5回やってみよう!