大人からバレエをはじめた人のピルエット。
恐怖感がある、回れない原因第1位は「腕を振り回すことで回ろうとすること」
ここでは3つに整理して、原因解決のポイントをお伝えします。
これからお伝えするポイントは、積極的に取り組みたい項目。
ここがクリアになることで、先生も提案がしやすくなります。
“バレエ教師“が“バレエ指導“をできるようになるラインに立ちましょう!
ポイント1:体で回る体験、練習
腕を振り回す習慣を、体で回る習慣に変えましょう。
バーレッスンで方向チェンジするデトゥルネやストゥニューで練習できます。
- ススに立つ+両手をアンヴァン
- そのまま回る(両手アナヴァンを崩さない)
回りながら腕を閉じるのではなく、最初から両手アナヴァンにしましょう。
デトゥルネやストゥニューを最初に学ぶときの方法です。
これで、強制的に体で回るように設定します。
“体で回る“は、スパイラルから
引き上げのポイント【スパイラル】~背中とお腹の融合~ポイント2:アラセゴン(腕)の高さを調整
- 回る際に取るアナヴァンの高さに対して
- プレパラシオンでのアラセゴンの腕の高さが低すぎると
- 腕を煽るように振り回してしまう
腕は、できるだけ「水平」に動かします。
そのためには、アラセゴンの腕を“回るときのアナヴァンの腕の高さと大凡同じ“に設定しておきましょう。
ポイント3:頭と背中を立てる
プレパラシオンで頭や背中などの上体が前に突っ込んでいると、反動で腕を振り回してしまいます。
この「突っ込んだ上体」自覚できることは、まずないと言ってもいいくらいです。
心当たりがあるなしに関わらず、大人の方は定期的に確認、動き方の修正が必要です。
定期的に確認と修正をしないと、崩れたまま、姿勢不良が普通になってしまいます。
- 仰向けで頭と背中を床につける
- 壁に頭と背中をつける
このポジションを無意識でも取れるようにしましょう。
また、腕を動かしても保持できる感覚と強さは必須です。
フロアバーで頭と背中を立てる感覚をつける
背中平らと腕と肩~バレエポジションを正しい位置で~ピルエットが怖い、回れない原因第1位の「腕の振り回し」
自覚あるなしに関わらず、確認することをオススメします。
まとめましょう。
- 腕を振り回すことでピルエットしようとすると、恐怖感が出ます。
- 体で回る、腕のポジション、上体のポジションを自主的に確認しましょう。
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