前脛骨筋を出力させてバレエらしいレッグライン作り【おニャーさん監修】

脛の筋肉である前脛骨筋。バレエでも大切な役割をになっています。

一般的には、あまりメジャーではない筋肉ですが、その働きやレッスンでの意識の持ち方などを紹介していきますので、参考にしてみてください。

▶︎実施WS:https://juncotomono.info/20230523-shin/

バレエにおいての重要性

今回は、脛にある筋肉の中でも前脛骨筋を取り上げます。バレエにおいての重要性については、ヴァレリー・グリーグ著による[インサイド・バレエテクニック]でも記載されています。

足をフレックスにする(足関節または足指を持ち上げて、背屈にする)筋肉グループは、ムコウズネ(スネの前側)を通って、足の甲につながっています。このうち、ダンサーにとって、いちばん大切な筋肉は、「前脛骨筋(anterior tibialis)」です。

インサイド・バレエテクニック ヴァレリー・グリーグ著

前脛骨筋について知ろう

日常生活、わかりやすいところで言うとたくさん歩いたときなどに、脛が疲れたと感じることがあると思います。前脛骨筋は、つま先を上げる作用があるので、たくさん歩くと疲れを感じることがあります。

前脛骨筋は、かたくなっていたり、筋力が弱いと負荷に耐えきれずに、痛みが出たり、脛がつってしまうことがあります。適切に筋力をつけ、ストレッチなどを取り入れることが大切です。

末梢ストレッチ

末梢ストレッチは、足指や甲、足裏、足首へアプローチしますが、脛をストレッチすることもできます。

この末梢ストレッチを行うことで血流をよくし、膝下のケアをすることができます。

バレエレッスンにおいてのメリット

バレエにおいて前脛骨筋が適切に活動する事でのメリットを紹介します。

  • アテールでのアーチを維持する
    ロールインを防ぐ
  • 脛を寄せる
    膝を伸ばし切るのを助ける
  • 足首のコントロール
    足首グラグラを安定させることに貢献

バレエ動作で意識してみよう

  1. タンジュをする
  2. 足首をフレックスにし、脛に力が入っていることを確認
  3. 脛の力を抜かずに足首を伸ばす

前脛骨筋の活動を高める

しっかりと膝のお皿を引き上げることで、効率よく前脛骨筋が活動することができます。脛には重さをできるだけかけないことが重要ですので、膝や太腿もしっかり引き上げましょう。

JBP バレエWS「膝の引き上げ」

正しい膝の引き上げ方や保持したまま動くことに慣れるなど、バレエに有効な方法をワークショップで得ることで、普段受けているバレエレッスンを正しいバレエレッスンにすることができます。

引き上げ方や必要なエクササイズ、大人が意識したいポイントなどを踏まえてお伝えします。

膝を引き上げて脛のコンディションを良くしたい方だけでなく、膝を伸ばせるようになりたい、バレエ特有のレッグラインに憧れる方にもおすすめです。

まとめ

前脛骨筋はバレエにおいて重要な筋肉の1つです。

コンディションに左右されやすい筋肉ですので、筋力アップやストレッチなどを取り入れ、効率よく出力させましょう。

JBP バレエワークショップ

はじめての人は必ず読みましょう
▶︎https://juncotomono.info/attendance-workshop/

ご受講の流れ
▶︎https://juncotomono.info/attendance/

スケジュール
▶︎https://juncotomono.info/schedule/

JBP

オンラインテキスト
▶︎https://juncotomono.info/online/

総合案内
▶︎https://juncotomono.info/information/

JBPタイトル