”足指が動かない・動きにくい、感覚がうすい” 特に、大人になってからバレエをはじめた場合、当てはまらないケースはありません。この記事では、段階別の対処法を紹介します。もちろん、バレエにも直結しています。
足指を伸ばすパターンを整理
バレエにおいて必須項目の “足指を伸ばす”。パターン別に整理してみましょう。
パターン1
足首を曲げている+膝が伸びている+体重がかかっている
パターン2
足首を曲げている+膝を曲げている+体重がかかっている
パターン3
足首を伸ばしている+膝が伸びている+体重がかかっていない
パターン4
足首を伸ばしている+膝を曲げている+体重がかかっていない
パターンが示す “シーン”
それぞれのパターンのシーンを紹介します。
パターン1:支持足…アテール、ルルヴェ
パターン2:支持足…プリエ
パターン3:動作足…タンジュ、デガジェの形をとるもの
パターン4:動作足…クドゥピエ、ルティレ、アティテュード
目標をもとう!
バレエでは、4パターン全ての状況で足指を伸ばせる必要があります。「段階別チャート」で、あなたの今の状況を把握しましょう。その上で、次の目標を見つけます。成長を見込める上に、モチベーションアップにも繋がります。
段階別チャート
第1段階
足指の “曲げる・伸ばす” ができる。
→可動・動かす
第2段階
足指が曲がっているのか、伸びているのかを “足指そのものを見なくても” 把握できる。
→認知
第3段階
”伸ばそう” と思ったときに、実際に伸ばせる。
→意識と実行のコネクション
必要なのは「パターン」
やることは、シンプルな “グーパー体操” ですが、大事なのは【同じ動きでも、複数のパターンでできるようにする】こと。基本の動きを確認したら、4パターンに対応できるように、変化をつけてみましょう。
確認:グーパー体操
グー:足指を思いっきり、丸める・曲げる
パー:足指を思いっきり、伸ばす・広げる
パーの時に、縦方向だけでなく、横にも広げられると、さらにGOOD
足指の横方向への伸ばし方は、こちらで詳しく解説しています。
実力があらわれる:アレグロと荷重の関係を解説|大人のバレエ上達
やってみよう
まずは、比較的動かしやすい、体重がかかっていない姿勢でやってみましょう。それぞれの姿勢で、足指のグーパー体操をやります。
パターン1
長座:足首を曲げる(フレックス)・膝を伸ばす
パターン2
長座:膝と足首を曲げる
パターン3
長座:膝と足首を伸ばし、軽いポイント
パターン4
長座から膝を曲げる、足首は伸ばし、軽いポイント
脳に情報を入れるために
戦術を立てるのはいいこと。その上で、大局が見えていなければ、目的地に辿り着けない。まず、戦略を立てる。そのためには、何が良くて何がNGなのか、何を目指すのか、はっきりと【見分ける力】が必要。踊るより前に必要な力。人の踊りを見る、観察することが大事な理由。
今日も、お疲れさまでした🍀
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) July 24, 2021
感覚がうすい場合は、”今、自分の体がどうなっているのか” を、脳に認識させる「情報入力」が重要です。
まずは、足指を曲げているのか・伸ばしているのかを、目視で確認しながらやりましょう。情報が入力されたら少しずつ、見なくても、思い通りに動けるようにしていきます。
ここでの戦略…段階別チャート、4パターンの方法を活用しましょう。
・4パターンで行い、バリエーションを増やしましょう。バレエ対応に近づきます。
親趾と小趾に注目!足指については、こちらも参考になります。
どのパターンでもいいので
今日中にグーパー体操を一度やりましょう!