高さのあるディベロッペでの “上げ方” を紹介します。同じ動作でも目的によって “方法や正解” が変わることを、わかりやすく解説します。
Question
次の2つの方法。あなたはどちらが正しいと思いますか?脳内バレエをしてみましょう。
その1
①ルティレから
②できるだけ膝を高く上げる
③フトモモをキープして、膝下を伸ばす
その2
①ルティレから
②膝を伸ばしながら、脚全体を上げる
解説
正解は【どちらも正しい】です。その上で、2つの方法は異なる目的を持っています。
その1
□実際の高さが出しやすい。
□実際に高さを出せる体の能力を形成する。
その2
□上がって【見える】見せ方を習得する。
□上って見えるための技術を学ぶ。
どちらを選択するか
両方の目的を知っていれば、どちらが正しいのか、どの先生が言っていることが正しいのかで悩むことはありません。
ディベロッペで高く脚を上げる時は、まず膝を限界まで上げましょう。膝が【上がる=腿が上がる】次に腿の高さをキープして膝下を伸ばします。最初は腿も下がってしまうかもしれません。それでもやり続ける事が必要です。腿を下げないようにしていく過程で体が強くなり、脚が上がるようになってきます✨
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) September 1, 2021
子供を対象としたクラスであれば、ツイートにある【その1】 の上げ方、一択です。
その上で、大人やバレエ学校を卒業した段階になると、【その2】がプラスされていきます。
その1で能力そのものをつけることはできます。一方で、美しさやバレエ特性と同一ではありません。
大人の場合は、両方あったほうがいいです。欲張りになりましょう!
□上げているように見せたいとき、美しさを優先させたい場合は、その2で練習しましょう。
□目的を持っているのであれば、どちらの指導も正解です。先生の指示に従いましょう。
どちらが正しいか迷う…こちらも参考になります。
”正しい” を求め過ぎることでの罠:先生の指示が変わる理由|大人のバレエ上達
今日中に、両方のディベロッペを脳内バレエしてみよう!