アレグロには、その人の実力が表れます。
そのくらい大事なエリアですが、苦手とする人が多いのが実情です。もちろん “できる・できない” はありますが、まずは、音楽と一緒に体を動かしてみることからはじめましょう。
最も、音楽的要素が高いと言っても過言でもないアレグロ。
センスの良し悪しが左右すると思いきや、意外と練習によって克服できることが多く、どのくらい努力したかが表れやすいエリアです。
ポイントを押さえて、アレグロを楽しんでみましょう!
この3つに全力投球
”苦手意識がある・速い足捌きに追いつかない・そもそもアレグロ自体の経験が少ない” という場合は、3つのポイントに絞ってやってみましょう。ここが、アレグロで最も重要なことです。
この3つ以外の要素は、それこそ【慣れてきたら】でもOK。
リズムは絶対
アレグロで優先すべきはなんといっても【リズム】。これを絶対に外さないこと!
- リズムをとる
- リズムに乗る
- リズムを踏む
まずは、一定のリズムを外さないことです。
中上級ならともかく、初級レベルまでのアレグロなら大部分はリズムが一定です。それは、【一定のリズムをとる】ということを学ぶため。
これは、何よりも優先せねばなりません。
”つま先を伸ばす・ポジションを入れる・膝を伸ばす” などの気をつけるべきことは、一定のリズムを守った上で、改善する努力をします。
何かを気をつけたためにリズムが崩れることは、本末転倒になってしまいますので注意しましょう。
優先順位を守った上で、自分で取り組みたいことに気をつける。
ここが大事なんだ。
背中を立てておくこと
アレグロ苦手さん、大人からはじめた方に多いのが “背中が前に倒れてしまうこと”
特に、プリエの衝撃をコントロールできないと、勢いで無意識に前に倒れてしまいます。
アレグロでは、背中を後ろに保たないとつま先が伸びて見えません。
まずは、プレパラシオンで作った背中がそれ以上、前に倒れないように保ち続けましょう。プリエの衝撃コントロールについては、次のセクションで解説します。
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プリエのポイント
プリエが抜けてしまうと、どこまででも深く膝を曲げてしまいます。結果として、背中が倒れてしまうことに。
プリエは、プリエ自体を見せるためでなく、動きに弾みをつけて生み出すためにあります。ボールが弾むように次のジャンプへと力が発揮できるプリエをしましょう。
【プリエのポイント】
第5ポジションでのデミ・プリエでは、それぞれの膝下が1箇所ついている状態にします。前後の脚が離れてしまわないようにしましょう。
まとめ
アレグロは適切な練習法とプロセスを踏むことで、上達しやすいエリアです。気をつけたいこと・課題など、それぞれあるかと思いますが、優先事項は必ず守りましょう。
何よりも、音楽と共に、体をしっかり動かすことをしましょう。
- 一定のリズムを守って動きましょう。
- プレパラシオンで作った背中をキープしましょう。
- 滑ったり、深すぎないよう、正しいプリエをしましょう。
ファーストステップ♪
好きなレッスン音楽で一定のリズムをとってみよう!
【Thank you】
JBPでは、大人の方が最適に踊れ、かつ、今後の日常生活にも望ましい基準を定めています。
あなたが基準に沿ってレッスンすることは、バレエを愛する全ての大人に向けて、本当のバレエを、安全で適切な基準と方法を提供することにつながります!