アラベスクに必要な背骨の可動域アップを目指す

2023/01/20 編集3

アラベスクと胸椎の関係。

弓形の背中だけではありません。

脚を高く上がるためには、回旋が必須です。

もちろん、腰を守るためにも。

アラベスクでの“背骨”の主役は腰ではない

一見、体を捻っているように見えないアラベスク。

実は、背骨を捻っています。

この動きを「脊柱(背骨)の回旋」と言います。

では、美しいアラベスクを作るのに、なぜ背骨の回旋が必要なのでしょう。

大まかなメリットを整理しましょう。

[背骨を回旋することで得られるメリット]

  • 重さ・圧を分散し、腰に過度な負担がかかるのを防ぐ。
  • 脚を高く上げることができる。
  • 立体的で伸びやかなポーズを作ることができる。

高く脚を上げたアラベスクを見ると、腰で上げているように見えるかもしれません。

しかし、実際には「胸、胸椎」が主役となって動いているのです。

胸椎回旋の知識

背骨でも、胸の部分を胸椎、腰の部分を腰椎と言います。

[回旋可動域]

 ▶︎胸椎 30〜35度

 ▶︎腰椎 5〜15度

「腰を捻る」という言葉がありますが、実際には胸椎で捻ります。

ところが、胸椎の回旋可動域が足りないと、腰椎で代償運動を起こしてしまいます。

まずは、アラベスクやバレエ動作に必要な十分な可動域を確保しましょう。

可動域が足りないと、正しく動くことはできません。

ということで、まずは胸椎の回旋可動域をつけましょう!

胸椎の回旋エクササイズ

[フェーズ1]

  1. 2番ポジションに立ち、腕は胸の前でクロス
  2. 骨盤は正面のまま、顔と胸を捻る

[フェーズ2 ]

  1. 2番ポジションに立ち、腕は胸の前でクロス
  2. 骨盤と顔は正面のまま、胸だけ捻る

フェーズ1は、顔の向きを先行することで、胸椎の回旋をしやすくなります。

可動域が足りない場合は、こちらからはじめましょう。

フェーズ2は、顔の向きを変えることをの手助けなしで胸の捻りを出す練習です。

いずれも、肩がかぶる、背中が丸まってしまうなど、姿勢が崩れないように注意しましょう。

おニャーさん
おニャーさん

最初はとにかく動かしてみるところから。

ある程度動けるようになったら、肩を水平に保つことなどをプラスしていこう♪

まとめ

胸椎回旋がアラベスクにもたらす役割、重要性がわかりました。

ここまでをまとめましょう。

  • アラベスクでは、背骨は回旋をしています。
  • 回旋を加えることで、見た目に美しいだけでなく、安全性を高めます。
  • 主な回旋場所は胸椎です。可動域を確保しましょう。

ファーストステップ♪

次のレッスンまでに回旋エクササイズにトライ!

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