「これが正しい・あれは間違っている」ストレッチの方法も、そんな情報で溢れています。もちろん、見方によって正解はさまざまだと思いますが、少なくとも、正しいストレッチの方法は1つではありません。
目的、対象にとってベターであれば、それが今、正しいストレッチの方法なのです。
この記事では、1つのストレッチを2つの方法でご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
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2つの方法
裏腿のストレッチを例題に実践してみましょう。形は同じですが、内容は変わってきます。
例題:裏腿のストレッチ
長座姿勢を取り、そのまま上体を前に倒す。(前屈)
裏腿を伸ばす。前腿の力を抜き、筋緊張の度合いを下げる。
裏腿を伸ばす。同時に前腿を引き締める。膝のお皿を脚の付け根方向に引き上げる
解説
方法も裏腿を伸ばすのも同じ。違うのは、前腿を弛緩させるのか、収縮させるのかの違いです。
後者のように収縮させる場合、筋肉の働きによって関節を動かし、関節可動域を広げようとします。
一方で、前者は適切に活用すれば、筋緊張が高すぎるケースでの身体の学習(収縮と弛緩)やリラクゼーション効果などが期待できます。
とはいえ、前者の方法で可動域を広げるほどのストレッチをする場合、筋肉の活動ではなく、身体の重さでストレッチすることになります。
身体の柔軟性が著しく低下している場合、正常関節可動域の確保ができていない場合には効果がありますが、バレエで活かせる可動域作りには、筋肉の活動による可動域がマストです。
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バレエで活かせる可動域アップのストレッチでは、伸ばすことと縮めることの両方がマスト!筋出力や神経発火を行い、筋肉が活動できるシステムと体感作りをしましょう。
出力と発火をしていないと、体感が得られず、思うようなエクササイズの効果が出ません。思うような結果がでない人ほどやっておきたい項目です!
まとめ
何が正しいか。何が適切か。それは、目的やどんな身体状況の方が行うのかによって変わります。
その上で、どっちにしてもバレエでは、筋肉の活動による可動域の広さが求められます。時期や目的によって、意図的にストレッチの方法を変えることで、より効果的に取り組むことができます。
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