「色々あるとは思う。色々。できてないのもわかってる。でもね、なんか出来ない」
こんなとき、ありますよね。何となく、調子が乗らない。
特に、回転などは瞬間的なものですから、考えたり意識している暇などありません。
その“何となく”、その場で変えられる手法。持っていて損はないはず。
ほんのちょっとで変えられるなら、それに越したことはありませんから!
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目玉と目線の使い方
あなたは、「目や目線の力」をご存知ですか?
目線をほんのちょっと変えるだけで重心は変わります。
しかも、体の関節やパーツと違って、非常に手軽に動かすことができます。
それだけに、使いこなせれば強い武器になるし、認識せず行き当たりばったりだと、ほんのちょっとの目線のズレでうまくいったりいかなかったりします。
どうやって目を使ってる?
「目線」というと、表現要素としての役割にフォーカスされがちですが、回転やバランスには絶大な影響を及ぼしています。
ピルエットのプレパラシオン、バランスチェックをするとき、ポーズを作るとき。
どのように目を使っているでしょう?
もし、「両目でしっかり対象を見ている」ならば、うまくいかない原因はこれかもしれません。
両目を均等に使ってしまうと、正しいバランス・正しい動きをすることができず、代償運動を引き起こす原因になります。
両足から片足になる時に、おしりに寄りかかったり・骨盤がずれてしまったり。
あるいは、ピルエットが支持脚の方に斃れてしまったり。
ピケアラベスクでピタッと止まることができず、ポーズが流れてしまったり。
あなたの「出来てない」原因の可能性は高いのです。
習わなかったら、出来ないまま
目の使い方。どの動きでどのようにするのか。
こればかりは「経験」だけでできることではありません。長く続けていれば、できるようになるものではないのです。
初心者だろうが、バレエ歴ウン十年だろうが、習わなかったら、ずっと出来ないままなのです。
特に、回転などには顕著に表れますし、これを知っていたら、体の大きいパーツで調整しなくて済む分、とても現実的な対応が可能になります。
目を使うための筋トレやストレッチなども、特に必要ありません。どのように使い、どんな動きでどうしたらいいのか、何に慣れたらいいのかを知る。そして、やるだけです。
それだけですが、習わなかったら永遠に知らないまま終わります。
まずは、あなたがどのように目(玉)と目線を使っているか。普段のレッスンで意識して、観察してみましょう。
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『目玉の使い方』[BALLET WORK SHOP]まとめ
小さな目のほんの少しの動きや配分で重心が変わり、動きの出来不出来を左右します。
特に、回転が苦手なタイプ・怖いと感じるタイプは、目の使い方を活用するのがオススメ。プレパラシオンを徹底しましょう。
もちろん技術的に、目の使い方でテクニックが良くなるためには、それなりの体が必要になります。お腹も背中もぐにゃぐにゃのままでは、目を使ったところで、そちらの悪影響の方が強く出てしまいます。
それでも、知っておくことに越したことはない項目です。
体がどんな状況であれ、目をどのように使うかを知っていれば、正しい重心に近づくことができるから!
目の使い方、重要性を認識しましょう!
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『目玉の使い方』[BALLET WORK SHOP]JBP バレエワークショップ
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