おニャーさんの部屋へようこそ。
バレエをもっと好きになろう!
さて、このツイート。
・ギリギリの可動域
・ギリギリの筋力
余裕がないため、選択肢がありません。可動域や筋力をつけておくことは、動きの選択肢を広げることができます。例えば、この方法もあるけれど、あなたにはこっちの方がよりベター!という提案も可能になる。
結果、あなた自身がバレエ をより楽しめるのです🍎— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) June 27, 2021
ここに、”なぜ、大人はバレエが上達しにくいのか?” のヒントが隠されている。
今日はここを、掘り下げてみよう。
体が変わらないと悩む人へ【時間がないならフィードバックしよう】
頭に叩き込むべし!!
なぜ、大人はバレエが上達しにくいのだろう?
何度も言っていることだけど、ここが頭に入っていないと話にならないので、もう一度。
▶︎大人と子供の違い
・その1:体の大きさが違う=重さが違う
・その2:骨格構造が違う=だいたい、背骨の形も違う
・その3:キャンバスが違う=子供は白いが、大人は…
「同じ人間なんだから、大したことではない」と、ボンヤリ捉えるのは禁物。
そんな単純な話ではない。
自覚すべき項目
上達するということを楽しむ。
成長を楽しむ。
ならば、あなたに自覚して欲しいことがある。
▶︎注目すべきは【その3】
その1、その2の対処は、専門家の力が必要となる。
独学は危険。
ということで、その3の解説。
子供は、真っ白なキャンバスからバレエをスタートさせる。そのため、色を塗るだけで済む。
一方で、大人はすでに色が塗られた状態からスタートせねばならない。
かつ、それぞれが異なる色を持っている。
統一されていないキャンバスに、同じ色を塗っていく作業が「バレエ」。
大人の指導が恐ろしく難しい理由は、ココにある。
▶︎つまり、あなた自身が表れている
つまり、「人間歴」が長いということ。
良くも悪くも、あなた自身がこれまでどのように生活してきたかが体に表れる。
▶︎その結果、バレエの前に失っているもの
・あなたが本来持っているはずの可動域
・あなたが本来持っているはずの筋力
✔️「正常な人間だったら、このくらいの可動域や筋力を持っていますよ」というものを失っていることに気付けたら、対処法はグンと広がる。
充実させよう!
バレエで必要とされる、可動域や筋力とは。
▶︎正常可動域の確保
「ヒトとして、このくらいの可動域がありますよ」を確保しよう。
とにかく、大人の場合、ここをクリアしたい。
「正常可動域」なので、そのままにしておくことは、健康にもよくない。
▶︎日常に必要な筋力の確保
現代人、きちんと筋を働かせて生活している人は、かなり少ない。
日常生活で筋を使ったからって、ムキムキにはならないから、安心しよう。
むしろ、引き締まる。
ブヨブヨで太いというのは、使っていない証拠。
▶︎バレエに必要な可動域と筋力の確保
ここまできて、やっとバレエ特性が登場する。
特性に対応するために必要な可動域や筋力を確保。
これは、正常可動域や日常生活動作で得る筋力以上のものとなる。
▶︎プラスα
この概念がマルマル抜けていることが多い。
バレエはそもそも、立って動く。
ギリギリの可動域や筋力で、どんなに正しくやろうとしても無理が出る。
そもそも立った時点で、自分の持っている可動域や筋力の7割程度しか活用できない。
その分を計算して「プラスα」を用意しよう。
こうやって、工夫しよう!
当事者意識をもとう
具体例で考えよう。
▶︎前腿を常に短くしている例
実際に、ほとんどの大人はコレ。
その証拠が、骨盤前傾やタックアンダー。
教師も生徒も、「前腿・外側を使いすぎ」と言っているのは、この状態。
▶︎このあと、待ち構えていることがある
「前腿が本来の長さを失った状態で、かたまる」ということ。
飴が柔らかいうちは、長さを変えやすいけれど、固まった飴の形を変えることはできない。
それが「がんばっているのに変わらない、できない」に表れている。
✔️ ”誰かさんのこと” と思わず、 “自分のこと” として、受け止めることで、指導者の言葉を受け入れられるようになる。
立て続けに起こる
人間の体は、良くも悪くも「連鎖」する。
▶︎flow(流れ)を確認。
・日常生活の影響で「前腿本来の長さ」を失ってしまう
・前腿が短くなる
・骨盤が前傾する(いわゆる出っ尻)
・股関節可動が減る
・股関節可動域が減る
・筋力が落ちる、つかない
これをグルグルと回っている。
望ましくない連鎖を断ち、良い連鎖に変えよう!
専門家の方がむしろ陥りやすい
落とし穴を知ろう。
あとは、落ちなきゃいいだけなのだから。
▶︎日常生活では改善しにくい理由
多くのトレーナーや治療家は、こうした話が出ると「日常生活を変えようとする」。
それはごもっともな話だ。
一方で、現実はそう甘くはない。
▶︎普段の生活ほど、なおりにくいものはない
・生まれてから数え切れないほどの回数をこなし
・もはや、無意識にでもできるようになり(=無意識で動いている)
・当たり前すぎて、「当たり前」である認識すらない
良くも悪くも、これが「身につける」ということ。
コレを変えるのは、至難の業だ。
だからこそ、別枠でのトレーニングやエクササイズが有効になる。
これらで、体を「再教育」するのである。
日常生活ではやらない動きだから、体に入りやすい。
キャンバスの色がまだ、薄い。
創意工夫の1つ。
ひそかに足すことは、上達にも健康にもヨシ。
ここまではがんばって取り組んでいる人も、いることと思う。
バレエに繋げるためにも足して欲しいのは、この考え方。
小さじ一杯
小さじ一杯の意識が、あなたの未来を変える。
▶︎心当たりは?
トレーニングやエクササイズが別物。
その時間が終わると “ハイッ!終了…”
ここから脱出するためにも、今日からやってみよう。
▶︎日常生活(動作)にフィードバックするといいメリット
・その1:日常生活動作にフィードバックする
・その2:繰り返し行う
・その3:無意識でもできるようになる
・その4:勝手に可動域が広がる動き、筋力がつく動きをするようになる
トレーニングやエクササイズによって、体の再教育をする。
正しく動けるようになる。
その上で、日常そのものが一種のトレーニングに変わるなら、それに越したことはない。
効率を考えても、これ以上のことはない。
もう一度、前腿で
日常生活動作へのフィードバック。
前腿が短いという例で考えてみよう。
▶︎まず、整理
・その1:前腿の長さを確保するようなトレーニングやエクササイズをする
・その2:日常生活動作へフィードバックする
たった、2ステップ。
▶︎例えば、こんな感じ
・その1:前腿を長くするストレッチをする
・その2:ストレッチでの骨盤の角度や向きに着眼
・その3:立った状態で、同じように骨盤の角度や向きをとってみる
▶︎そうは言っても、キツイんですけど
キツイと感じるということは、正確にできている可能性が高い。
こういうものは、正確であるほどキツイものだから。
そういう場合、最初から長い時間やろうとする必要はない。
長い時間のキープ=日常生活動作で身についた結果、無意識にキープする時間が長くなっているということ。
最初は、[信号待ち・10秒だけ・休憩時間に] と短い時間を区切ってやるといい。
✔️時間の長さよりも「こまめに」フィードバックすることが、身に付くポイント。
●フィードバックすることで、体型も変わる。
https://juncotomono.info/program/20210810-16-spine/
[prologue step♪]
あなたが
フィードバックしたいもの
1つ、選んでみよう!