体が変わらないと悩む人へ【時間がないならフィードバックしよう】|大人のバレエ

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おニャーさんの部屋へようこそ。

バレエをもっと好きになろう!


さて、このツイート。

 

 

ここに、”なぜ、大人はバレエが上達しにくいのか?” のヒントが隠されている。

今日はここを、掘り下げてみよう。

 

 

体が変わらないと悩む人へ【時間がないならフィードバックしよう】

体が変わらない1

頭に叩き込むべし!!

なぜ、大人はバレエが上達しにくいのだろう?

何度も言っていることだけど、ここが頭に入っていないと話にならないので、もう一度。

 

 

▶︎大人と子供の違い

・その1:体の大きさが違う=重さが違う

・その2:骨格構造が違う=だいたい、背骨の形も違う

・その3:キャンバスが違う=子供は白いが、大人は…

 

「同じ人間なんだから、大したことではない」と、ボンヤリ捉えるのは禁物。

そんな単純な話ではない。

 

 

 

自覚すべき項目

上達するということを楽しむ。

成長を楽しむ。

ならば、あなたに自覚して欲しいことがある。

 

▶︎注目すべきは【その3】

その1、その2の対処は、専門家の力が必要となる。

独学は危険。

 

ということで、その3の解説。

子供は、真っ白なキャンバスからバレエをスタートさせる。そのため、色を塗るだけで済む。

一方で、大人はすでに色が塗られた状態からスタートせねばならない。
 
かつ、それぞれが異なる色を持っている。

統一されていないキャンバスに、同じ色を塗っていく作業が「バレエ」。

 

大人の指導が恐ろしく難しい理由は、ココにある。

 

 

 

▶︎つまり、あなた自身が表れている

つまり、「人間歴」が長いということ。

良くも悪くも、あなた自身がこれまでどのように生活してきたかが体に表れる。

 

 

▶︎その結果、バレエの前に失っているもの

あなたが本来持っているはずの可動域

・あなたが本来持っているはずの筋力

 

✔️「正常な人間だったら、このくらいの可動域や筋力を持っていますよ」というものを失っていることに気付けたら、対処法はグンと広がる。

 

 

 

充実させよう!

バレエで必要とされる、可動域や筋力とは。

 

 

▶︎正常可動域の確保

「ヒトとして、このくらいの可動域がありますよ」を確保しよう。

とにかく、大人の場合、ここをクリアしたい。

「正常可動域」なので、そのままにしておくことは、健康にもよくない。

 

 

▶︎日常に必要な筋力の確保

現代人、きちんと筋を働かせて生活している人は、かなり少ない。

日常生活で筋を使ったからって、ムキムキにはならないから、安心しよう。

むしろ、引き締まる。

ブヨブヨで太いというのは、使っていない証拠。

 

 

▶︎バレエに必要な可動域と筋力の確保

ここまできて、やっとバレエ特性が登場する。

特性に対応するために必要な可動域や筋力を確保。

これは、正常可動域や日常生活動作で得る筋力以上のものとなる。

 

 

▶︎プラスα

この概念がマルマル抜けていることが多い。

バレエはそもそも、立って動く。

ギリギリの可動域や筋力で、どんなに正しくやろうとしても無理が出る。

 

そもそも立った時点で、自分の持っている可動域や筋力の7割程度しか活用できない。

その分を計算して「プラスα」を用意しよう。

 

 

 

こうやって、工夫しよう!

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当事者意識をもとう

具体例で考えよう。

▶︎前腿を常に短くしている例

実際に、ほとんどの大人はコレ。

その証拠が、骨盤前傾やタックアンダー。

教師も生徒も、「前腿・外側を使いすぎ」と言っているのは、この状態。

 

 

▶︎このあと、待ち構えていることがある

「前腿が本来の長さを失った状態で、かたまる」ということ。

 

飴が柔らかいうちは、長さを変えやすいけれど、固まった飴の形を変えることはできない。

それが「がんばっているのに変わらない、できない」に表れている。

 

✔️ ”誰かさんのこと” と思わず、 “自分のこと” として、受け止めることで、指導者の言葉を受け入れられるようになる。

 

 

 

 

 

立て続けに起こる

人間の体は、良くも悪くも「連鎖」する。

 

▶︎flow(流れ)を確認。

・日常生活の影響で「前腿本来の長さ」を失ってしまう

・前腿が短くなる

・骨盤が前傾する(いわゆる出っ尻)

・股関節可動が減る

・股関節可動域が減る

・筋力が落ちる、つかない

 

これをグルグルと回っている。

望ましくない連鎖を断ち、良い連鎖に変えよう!

 

 

専門家の方がむしろ陥りやすい

落とし穴を知ろう。

あとは、落ちなきゃいいだけなのだから。

 

 

▶︎日常生活では改善しにくい理由

多くのトレーナーや治療家は、こうした話が出ると「日常生活を変えようとする」。

それはごもっともな話だ。

一方で、現実はそう甘くはない。

 

 

▶︎普段の生活ほど、なおりにくいものはない

・生まれてから数え切れないほどの回数をこなし

・もはや、無意識にでもできるようになり(=無意識で動いている)

・当たり前すぎて、「当たり前」である認識すらない

 

良くも悪くも、これが「身につける」ということ。

コレを変えるのは、至難の業だ。

 

だからこそ、別枠でのトレーニングやエクササイズが有効になる。

これらで、体を「再教育」するのである。

 

日常生活ではやらない動きだから、体に入りやすい。

キャンバスの色がまだ、薄い。

創意工夫の1つ。

 

 

ひそかに足すことは、上達にも健康にもヨシ。

ここまではがんばって取り組んでいる人も、いることと思う。

バレエに繋げるためにも足して欲しいのは、この考え方。

 

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小さじ一杯

小さじ一杯の意識が、あなたの未来を変える。

 

▶︎心当たりは?

トレーニングやエクササイズが別物。

その時間が終わると “ハイッ!終了…” 

ここから脱出するためにも、今日からやってみよう。

トレーニングやエクササイズで得たことを、日常生活にフィードバック。

 

 

 

▶︎日常生活(動作)にフィードバックするといいメリット

・その1:日常生活動作にフィードバックする

・その2:繰り返し行う

・その3:無意識でもできるようになる

・その4:勝手に可動域が広がる動き、筋力がつく動きをするようになる

 

トレーニングやエクササイズによって、体の再教育をする。

正しく動けるようになる。

 

その上で、日常そのものが一種のトレーニングに変わるなら、それに越したことはない。

効率を考えても、これ以上のことはない。

 

 

 

 

もう一度、前腿で

日常生活動作へのフィードバック。

前腿が短いという例で考えてみよう。

▶︎まず、整理

・その1:前腿の長さを確保するようなトレーニングやエクササイズをする

・その2:日常生活動作へフィードバックする

 

たった、2ステップ。

 

 

 

▶︎例えば、こんな感じ

・その1:前腿を長くするストレッチをする

・その2:ストレッチでの骨盤の角度や向きに着眼

・その3:立った状態で、同じように骨盤の角度や向きをとってみる

 

 

▶︎そうは言っても、キツイんですけど

キツイと感じるということは、正確にできている可能性が高い。

こういうものは、正確であるほどキツイものだから。

 

そういう場合、最初から長い時間やろうとする必要はない。

長い時間のキープ=日常生活動作で身についた結果、無意識にキープする時間が長くなっているということ。

 

最初は、[信号待ち・10秒だけ・休憩時間に] と短い時間を区切ってやるといい。

 

✔️時間の長さよりも「こまめに」フィードバックすることが、身に付くポイント。

 

 


●フィードバックすることで、体型も変わる。
https://juncotomono.info/program/20210810-16-spine/


 

[prologue step♪]

あなたが
フィードバックしたいもの

1つ、選んでみよう!

おニャーさんより

 

著者おニャー

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