この記事では、移動するバレエ動作でポイントとなる【ヘッドポジション】について解説します。(*)後ほど、ヘッドポジションを正しく取るための簡単エクササイズを紹介します。
(*)ノヴェール「ダンスの7つの動き」による
頭=ヘッドが大事な理由
頭の重さは、約4〜6kgと言われています。とても重い頭は、バレエでとても大切な仕事を担っています。
頭部の動き:その役割
□その1:動きを先行する
体より先に動くことで、動作を導きます。
□その2:動きの【はずみ】をつける
動きのきっかけ、勢いを作ります。
□その3:移動距離と方向の決定
どのくらい、どの方向に進むのかを決めます。
▶︎動きのはずみとは?
・エポールマン
・テンポ、速度
これらに対応させることを言います。
ヘッドポジション
このツイートにあるように、体の “どまんなか” に、頭をポジショニングすることはありません。
顔の向きに気をつける。とてもいいことです✨バレエでは、頭が体のど真ん中にいることはなく、必ず、前後左右にずらします。【まっすぐ】にみせる事ができ、体のバランスを取るためです。顔の向きプラス、頭のポジションも取ってみましょう。動きやすくなり、バレエらしく、自然にみせる事ができます🍎
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) July 19, 2021
【バレエのルールブック】
バレエでは、体の “どまんなか” に頭のポジションを取らない。
バレエでは「あり得ない」
頭のポジションを真上から見た図です。体の “どまんなか” に、頭が位置しています。
バレエのルールブックにも仲間入りしましたが、このヘッドポジションは「誤り」です。
バレエでのヘッドポジション例
動きによって、正しいヘッドポジションは変わります。ここでは、”正しいヘッドポジションの例” を紹介します。
どれも、少しずつ体の “どまんなか” からは、ずれています。
□最初にやること
まずは、【A=体の “どまんなか” より後ろ】に頭をポジショニングできるようにしましょう。
頭の動かし方:簡単エクササイズ
”頭が少しずつずれる=頭がすでに動いている” ということになります。ここでは、ヘッドポジションをとる際に役立つ、簡単エクササイズを紹介します。
やってみよう!
□準備
フェース(顔)に “十字” をつくります。
□動かし方
十字を変えずに、前後左右に動かします。
チェック
□その1:フェースの十字が斜めに倒れていませんか?
➡︎垂直に立てたまま、動かしましょう。
□その2:頭全体が傾げていませんか?
➡︎頭の軸は立てたまま、動かしましょう。
□その3:肩が歪んでいませんか?
➡︎両肩の高さを揃えたまま、動かしましょう。
まとめ
・まずは、体の “どまんなか” から頭の位置をはずしましょう。
・動きに合ったヘッドポジションを取りましょう。
●なんとなく動きにくいを解決!
WS情報:移動する動きの”コツ”【 動きの大原則 】 #ヘッド #足の着き方
[prologue step♪]
頭を後ろ気味で
保ってみよう!