外腿がバツバツ:今すぐできる原因と対策

2022/08/25

腿は腿でも、外側がバツバツに固まってしまって悩んでいる。

脚が疲れやすい。

もしかしたら、これが原因かもしれません。

まだ、間に合う日程も!

“外腿がバツバツ“について教えて!

腿の外側。ここには、意外と筋肉が少ないのです。

それなのに、バツバツになってしまう。

”外腿がバツバツ=大腿筋膜腸筋が固い“ で済ませてしまう。

バレエ教師やエクササイズトレーナーに多い間違いです。

大腿筋膜腸筋と腸脛靭帯の付着部を確認してみましょう。

これらの近くには、どんな筋が存在しますか?

外腿のバツバツは、多かれ少なかれ、立って生活していると起こることなのです。

重さというのは、上から下へ流れるだけでなく、外側へと流れます。

太腿であれば「外腿」に重さは流れやすいのです。

こんないいことがあります

“外腿バツバツがキレイさっぱりなくなる“とまでいかなくても、軽減することで訪れる良いこと。

快適になるだけでなく、バレエにも良いことが手に入るのです。

  • 膝を伸ばし切りやすくなる
  • 脚の形がまっすぐに近づく
  • 姿勢が良くなる、必要な筋肉が活動する
  • 必要な可動域の確保をしやすくなる
  • 腰が上がり、脚が長く見える

なぜ、こうなるのか。

要するにこういうこと。

  • “外腿バツバツ“が軽減するということは
  • そうならない姿勢や行動パターンになるということ。

外腿バツバツ対策というのは、何も、お薬を飲んだりするような対処療法ではありません。

軽減するようにしている時点で、【対策=あなたの体にとって望ましいこと】をすることになります。

これまで“外腿がバツバツになるような姿勢や行動をすることで“働きにくかった筋肉が活動し、動きにくかった関節が動くようになります。

体も引き締まり、可動も広がります。

間接的なものも含めると、全身に影響を及ぼします。

外腿バツバツの原因の多くは、筋肉のバランスが崩れていること。

つまり、外腿が過剰に働かなければならないほど、どこかの働きが「弱い」ってことだよ。

外腿バツバツ対策

難しい理屈やエクササイズは言いません!

あなたのちょっとした心がけでできることを集めました。

順不同、気になることからチャレンジしてみましょう。

両足で立つ

片足で立つ時間が長いほど、バツバツになりやすくなります。

重さは外側へ流れると言いましたが、片足に寄りかかっていたら、その脚にかかる重さは…

想像できましたね?

バレエレッスンは、他のダンスやスポーツと比べて、片足になる時間が圧倒的に長いのが特徴です。

せめて、日常は両足に体重をかけるように心がけましょう。

過剰に働かなくて済むように:足と足首のバレエ化 BASIC

20220907-16 足首の正しい動かし方と足趾の繋がり ”デミポイントはきちんとやろう”

体を浮かせて重さの軽減

20220913-11 肋間リリースと姿勢 ”体を上げてバレエにすぐ反映 ”

上半身が前に倒れている

  • 首(頭が前に倒れていると首のカーブが消失してしまう)
  • 胸が突き出ている(肋が開いている) 
  • 肩(巻肩、肩甲骨が離れすぎている)

上半身の何かが前に倒れていたり、巻き込んでいるケース。

両足を地面につけているだけでなく、体重のかけ方を左右均等にすることが大事だよ。慣れていないとちょっと辛いけど、エクササイズだと思ってやってみてね!

例えば、スポーツでも外腿や前腿が大きく張り出しているものは、大抵、フォームが前傾しています。

  • 競輪
  • スピードスケート
  • バーベル上げ

適切なバレエ姿勢では、原則、上半身を前に倒しません。

アラベスクのような場合は別ですが、まっすぐ立つ時に、上半身の何かが前に出ることはないのです。

普段の生活の中でも、いつもより1センチ頭を後ろ、背中を後ろ、を心がけてみましょう。

後ろを保つために:背中のトレーニング

20220907-19 体作りのワークショップ ”背中と三角筋”

開くのはここ

  • 足を開く
  • 脚を回す

これらは、アンディオールを構成する要素の1つです。

間違いやすいのは、足や脚を開く・回すのであって、股を開くのではないということ。

いわゆるガニ股とアンディオールは、全く異なるものです。

普段の生活から、太腿の間をつけてみるなどの工夫をしてみましょう。

ずっとは辛いですから、10秒からでもOK。

少しずつ長くして、持久力をつけるとさらにグッド。

ガニ股になればなるほど、アンディオールからは遠ざかるよ。

はっきりと認識しよう。

まとめ

外腿バツバツ対策。

できることから始めましょう。

まとめます。

  • “外腿バツバツ“にならない姿勢や行動パターンに近づけましょう。
  • 立つときはできるだけ、左右両足均等に体重をかけましょう。
  • 上半身をまっすぐ立てましょう。(やや後ろが望ましい)
  • ガニ股をやめましょう。

ファーストステップ

どれからチャレンジするのかを決めてみよう!

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