引き上げのヒント。
かつての恩師、大先生の言葉を紹介します。
あなたも、ぜひ参考にしてみてくださいね!
例え話のメリット/デメリット
例え話は、相手や話す内容によって、良い薬にもなりますが、害になることもあります。
なぜかと言うと、解釈の幅が広いから。
ですから、伝わるべき解釈ではなく、異なった解釈を招く場合もあるのです。
例え話は、安易に使わず慎重に活用すべきです。
その上で、もちろんメリットもあります。
うまく伝われば、受け手にとってわかりやすく、直感的に理解できます。
もちろん、受け手も[伝え手が何を伝えようとしているのか、正確に捉えようとする力]が必要なこともお忘れなく。
「しまう」と「引き上げ」
大人にとっては特に、手順が大事です。
この手順を守らないと、どんなに意識して、どんなに実行しても、望ましい結果は得られません。
最も大雑把に分けると、次の2ステップ。
- 出ているお腹をしまう
- お腹を引き上げる
それぞれにさらに細かいステップがあるわけですが、今日は “②引き上げのヒント” をお伝えします。
ということは、 “①しまう” はできていることが前提です。
まずは、お腹をしまって、そして “引き上げのヒント” を試してみましょう!
引き上げのヒント
大先生の引き上げのヒント。
お腹を引き上げるとは、石のように固くすることではありません。胃を縦長にするのです。とは、かつての師匠の言葉。大人は兎にも角にもお腹をしまう。特に骨盤前面の三角形部分。次に引き上げ。力を込めただけで終わりにならないように。お腹で骨盤を引っ張り上げるイメージを持ちましょう⭐️
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) March 8, 2023
実は、これには続きがあります。
▶︎石のように固くすることではないが
▶︎何もしないのでもないし、リラックスするのでもない
▶︎必要なのは、適度な緊張感
ツイートのように、この先生にとっての引き上げの感覚とは、胃を縦長にすることなのだそう。
↑こんな風に。
- 両端を持ち
- 縦に伸ばす
- 胃を縦にするだけでなく、縦長に伸ばす
引き上げに限った話ではありませんが、「引き上げよう!」と夢中になっていると、なんのために引き上げているのかを忘れてしまう傾向にあります。
力を込めただけでは、動きのためにはならないのです。
ここで大事なことはなんでしょう?
「石のように固くするのではなく、胃を縦長に保つこと」ではありません。
とてもシンプルにいうならば、こうすることで、バレエ動作がしやすく、美しく見えること。
お腹を引き上げる大きな目的は、重さの分散。
そうすることで、四肢を思い通りに動かしやすくするのです。
ヒントの先にある目的を忘れないこと。
適切なレッスンの【受け方】にも繋がります。
大人の場合、上下に伸ばすだと下にも落ちやすくなるので、下側をとめて上に伸ばすのがいいかも!
まとめ
引き上げのヒント。
これが絶対ではありません。
あなたに合うようなら使ってみてください。
ここまでをまとめます。
- 例え話には、メリットデメリットがあります。
- お腹は、しまってから引き上げましょう。
- 目的を見失わないように気をつけましょう。
ファーストステップ♪
次のレッスンまでに、合うか合わないか試しておこう!