ルティレを張る/内腿を張る/アンディオール

しっかり張ったルティレ(パッセ)

横に開いたルティレ。

まず、出し方を知りましょう!

受付:4/14(金) 12:00スタート‼︎

構造の共通点

例えば、タンジュ。

例えば、グランバットマン。

例えば、ディベロッペ。

これらは、各方向(前・横・後ろ)への動きがありますが、動きの基準となるのは[横]

最初に習うのも、横からです。

例えば、タンジュ・アラセゴン。

例えば、ルティレ(パッセ)

膝を伸ばして入るか、曲げているかの違いはありますが、同じ2番ポジション方向(アラセゴン)の構造です。

タンジュは、つま先を横方向に運びますが、ルティレでは、膝を横方向に運びます。

上から見てみよう

厳密なイラストではないので、あくまでイメージとして活用してください。

ルティレを上から見たところです。

アラセゴンでは、体の横方向、つまり2番ポジションに足または脚を運びます。

大人の方に多いのは、このようにアラセゴンより前方に脚を出している状態。

ルティレでも、膝が前に出ているケースが目立ちます。

まず、ルティレにせよ、タンジュなどのバットマンにせよ、2番ポジションという方向がある以上、できるだけ横方向を目指す必要はあります。

できてもできなくても。

そうすることで、筋肉がピンと張り、ストレッチされ、股関節がよく動き、可動域を広げてくれます。

そうやって、アンディオールを形成していくのです。

アラセゴンを目指す

脚を張るということは、膝を横に出すということ。

少なくとも今よりも横に出そうとすることで、たるんだ内腿が張りを取り戻します。

よく見かける誤りを紹介しましょう。

膝が横に引く(前に出ているので、動きとしては後ろに引く形になる)のと一緒に、脚の付け根まで引いてしまう。

外見で言うと、ルティレ側のおしりを引いてしまっています。

おしりは、左右ともに横に並べておくのが正しい。

膝を横に引くときは、太腿の骨、骨盤に近い部分は前に押し出し、膝を後ろに引きます。

内腿の筋肉が固く、長さが足りないと、おしりを引いてしまうか、膝が前に出てしまうかのどちらかになってしまいます。

予めストレッチして、筋肉の長さを確保しておきましょう。

この動かし方は、ロンドゥジャンブでもとても重要な役割を果たします。

実際に、バレエワークショップでトライしてみましょう。

参考

20230509-11 【動かす脚のアンディオール】/アラセゴン/アラベスク/股関節伸展
おニャーさん
おニャーさん

膝を横にしようとすることで起きる誤りがあったとしても、何もしないよりずっといい!それだけは忘れないで。

動きの中でのメリット

ルティレの膝を横に引く、開くこと。

バレエの[型]がある以上、よく開いたルティレの方がいいのは当然です。

でも、メリットはそれだけではありません。

ピルエット・アンディオール。

ルティレの膝を先行して回れるようになります。

つまり、回転の動力を[アンディオール]にすることができるのです。

ピルエット・アンデダン。

上半身を先行しやすくなります。

膝が閉じることなく、美しいルティレの形のまま回ることができます。

見た目だけではない、動きの機能としても、とても大きなメリットがあるのです。

まとめ

ルティレを横に開く。

その過程で股関節の可動も増やします。

ルティレやロンドゥジャンブの方法を知って、それらが可能になりやすい動きやすい体を作りましょう。

関連

20230509-11 【動かす脚のアンディオール】/アラセゴン/アラベスク/股関節伸展

ここまでをまとめます。

  • ルティレの膝を引くことで、股関節の可動を促し、可動域を広げます。
  • 太腿の骨の骨盤に近い部分を前に押し出し、膝を引きましょう。

ファーストステップ♪

次のレッスンで試してみよう。

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