しっかり張ったルティレ(パッセ)
横に開いたルティレ。
まず、出し方を知りましょう!
![](https://juncotomono.info/wp-content/uploads/2023/03/5296B502-0D8D-4F4E-A9BE-85A53F1A92BB-770x403.jpeg)
構造の共通点
例えば、タンジュ。
例えば、グランバットマン。
例えば、ディベロッペ。
これらは、各方向(前・横・後ろ)への動きがありますが、動きの基準となるのは[横]
最初に習うのも、横からです。
例えば、タンジュ・アラセゴン。
例えば、ルティレ(パッセ)
膝を伸ばして入るか、曲げているかの違いはありますが、同じ2番ポジション方向(アラセゴン)の構造です。
タンジュは、つま先を横方向に運びますが、ルティレでは、膝を横方向に運びます。
上から見てみよう
厳密なイラストではないので、あくまでイメージとして活用してください。
ルティレを上から見たところです。
![](https://juncotomono.info/wp-content/uploads/2023/03/7E51BD09-399F-4A1B-AEDC-E57CA6680C41-770x398.jpeg)
アラセゴンでは、体の横方向、つまり2番ポジションに足または脚を運びます。
![](https://juncotomono.info/wp-content/uploads/2023/03/033155DF-9874-4A7A-A796-C57933BAE847-770x403.jpeg)
大人の方に多いのは、このようにアラセゴンより前方に脚を出している状態。
ルティレでも、膝が前に出ているケースが目立ちます。
まず、ルティレにせよ、タンジュなどのバットマンにせよ、2番ポジションという方向がある以上、できるだけ横方向を目指す必要はあります。
できてもできなくても。
そうすることで、筋肉がピンと張り、ストレッチされ、股関節がよく動き、可動域を広げてくれます。
そうやって、アンディオールを形成していくのです。
アラセゴンを目指す
脚を張るということは、膝を横に出すということ。
少なくとも今よりも横に出そうとすることで、たるんだ内腿が張りを取り戻します。
よく見かける誤りを紹介しましょう。
![](https://juncotomono.info/wp-content/uploads/2023/03/40963FB4-B088-4F82-9627-43CEE4EE8A09-770x397.jpeg)
膝が横に引く(前に出ているので、動きとしては後ろに引く形になる)のと一緒に、脚の付け根まで引いてしまう。
外見で言うと、ルティレ側のおしりを引いてしまっています。
おしりは、左右ともに横に並べておくのが正しい。
![](https://juncotomono.info/wp-content/uploads/2023/03/C1AEB62F-FB75-4699-8763-1EB04BE8548B-770x397.jpeg)
膝を横に引くときは、太腿の骨、骨盤に近い部分は前に押し出し、膝を後ろに引きます。
内腿の筋肉が固く、長さが足りないと、おしりを引いてしまうか、膝が前に出てしまうかのどちらかになってしまいます。
予めストレッチして、筋肉の長さを確保しておきましょう。
この動かし方は、ロンドゥジャンブでもとても重要な役割を果たします。
実際に、バレエワークショップでトライしてみましょう。
参考
![20230509-11](https://juncotomono.info/wp-content/uploads/2023/03/1-min-160x160.png)
![おニャーさん](https://juncotomono.info/wp-content/uploads/2022/12/rupinneco.png)
膝を横にしようとすることで起きる誤りがあったとしても、何もしないよりずっといい!それだけは忘れないで。
動きの中でのメリット
ルティレの膝を横に引く、開くこと。
バレエの[型]がある以上、よく開いたルティレの方がいいのは当然です。
でも、メリットはそれだけではありません。
ピルエット・アンディオール。
ルティレの膝を先行して回れるようになります。
つまり、回転の動力を[アンディオール]にすることができるのです。
ピルエット・アンデダン。
上半身を先行しやすくなります。
膝が閉じることなく、美しいルティレの形のまま回ることができます。
見た目だけではない、動きの機能としても、とても大きなメリットがあるのです。
まとめ
ルティレを横に開く。
その過程で股関節の可動も増やします。
ルティレやロンドゥジャンブの方法を知って、それらが可能になりやすい動きやすい体を作りましょう。
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![20230509-11](https://juncotomono.info/wp-content/uploads/2023/03/1-min-160x160.png)
ここまでをまとめます。
- ルティレの膝を引くことで、股関節の可動を促し、可動域を広げます。
- 太腿の骨の骨盤に近い部分を前に押し出し、膝を引きましょう。
![](https://juncotomono.info/wp-content/uploads/2021/07/562a1b735cc430ee2d80ef29c9af32a1.png)
ファーストステップ♪
次のレッスンで試してみよう。
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