バレエでは、実にたくさんの片脚着地が存在します。正しい片脚着地は、あなたの踊り全体をスムーズなものにし、膝や足首、股関節の安全性を高めます。
この記事では、正しい片脚着地をするための身体の機能について解説します。ぜひ、参考にしてください。
この動画のお手本
当たり前ではないシンプルテクニック
とても美しく踊っているために、誰でもできそうに見えてしまいますが、これはテクニックです。
動画を冒頭から見てみましょう。ピケアラベスクから片脚プリエに着地に移行する際、オレシアの上半身は、決して揺らぐことがありません。そして、膝が左右にブレることがありません。まっすぐプリエに入っています。
この着地の仕方は、回転やジャンプ、ルルヴェの着地、全てにおいて必須項目です。正しい片脚着地は、決して華やかなテクニックではありませんが、バレエらしさを演出するとても大切なムーブメントです。
また、着地のプリエで膝が左右にブレるのは危険行為ですので、あなたの安全を確保するためにも、一刻も早く改善しましょう。
安定した片足着地でのボディファンクション
ジャンプやルルヴェ、回転後の正しい片脚着地では、おしりの筋肉である「深層外旋六筋」と「内転筋」の働きがマストです。グラグラするような不安定な状況で、外旋六筋と内転筋は身体(バランス)が崩れるのを食い止めようとします。
大人の傾向として多いのが、「外旋六筋が硬くなり、機能不全になっているために悪影響が出ている」というケース。特に、長時間座っていたり、運動不足の方に多い傾向です。
外旋六筋や内転筋が弱いと、着地の際に膝が内側に入ってしまい、膝のリスクが高まります。足首や膝、股関節の怪我や違和感がある場合や骨盤が立てられない場合などは、速やかに、外旋六筋のケアとエクササイズを始めましょう。
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外旋六筋と内転筋のエクササイズを行います。どちらも、日常ではあまり使われず、アプローチが難しいエリアです。
専門家のアプローチで、あなたが気づかなくとも、外旋六筋と内転筋を出力させます。
まとめ
安定した片足着地に欠かせない外旋六筋と内転筋。安全にバレエを進めるためにもマストアイテムです。体感を得られるまでの出力をしましょう。
股関節や膝関節の安定にも役立ちます。注目してみましょう。
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