バレエには、さまざまな回転があり「トゥール」あるいは「ターン」と呼ばれています。この記事では、片足+ルティレで回る4つのトゥールとポイントについて、わかりやすく解説します。
慣れている人もチェックしよう!
ピルエットと名がつくアンディオール、アンデダーン共に【前ルティレ】です。アンデダーンを後ろルティレで回っている間違いがとても多い。子供の頃にバレエやっていた再開組やバレエ歴30年以上でも多く見かけます。瞬間的な動きの為、一度癖をつけるとなかなかなおりません。付けないことが大事です🌻
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) August 30, 2021
バレエを長く続けていると何となく曖昧になってしまうことがあります。「知ってる」で済ませず、しっかり確認してみましょう。
ピルエット・アンディオール
□移動なし
□ルティレの方に回る
(例)
▶︎左足前第4ポジションでプリエ
▶︎左足ルルヴェ&右脚ルティレ
▶︎右回り
①ルティレのつま先は、支持脚の「前」につけます。
回転についてはこちらも参考になります。
ピルエットを回るためのコツ6個:回転からピルエットにしよう!|大人のバレエ上達
ピルエット・アンデダーン
プレパラシオンで、歩幅の広い第4ポジションをとります。
□移動なし
□支持脚の方に回る
(例)
▶︎右足前の広い第4ポジション
▶︎左脚をルティレにする
▶︎右回り
①プレパラシオンでは、前側の膝はプリエ、後側の膝は伸ばします。
②ルティレのつま先は、支持脚の「前」につけます。
プレパラシオンで確認しましょう。
□両肩はクロワゼを取りましょう。
□顔は、おへそが向いている方向ではなく「正面」を向きます。
ルティレのつま先を支持脚「後ろ」で覚えてしまっているケースが多くあります。指定がなければ、必ず「前」につけましょう。
ピケ・アンディオール(レイムダック)
□移動あり
□ルティレの方に回る
(例)
▶︎右足で1歩踏み込み、左脚は横のデガジェ
▶︎左足を引きつけてピケに着く
▶︎右脚ルティレにする
▶︎右回り
①ルティレのつま先は、支持脚の「前」につけます。
②横に出す足は、ロンデジャンブせずに直接、横に出します。
□ストゥニューをするように、一度、両脚を集めましょう。
□ピケのつま先は、プリエをした支持足の前に着きましょう。
ピケ・アンドゥダーン
□移動あり
□支持脚の方に回る
(例)
▶︎右足でピケに着く
▶︎左脚ルティレにする
▶︎右回り
①ルティレのつま先は、支持脚の「後ろ」につけます。
□ピケのつま先は、必ず、進行方向に着きましょう。
□出したつま先の「先」にピケしましょう。
今回取り上げた4つのうち、唯一「後ろのルティレ」の指定がある動作です。
整理しよう
①ピケ・アンデダーン以外のルティレは、つま先を「支持脚の前」につけます。
②ピルエットは【その場+プリエからルルヴェ】、ピケは【移動を伴う+膝を伸ばしたまま立つ】
③アンディオールは【ルティレの方に回る】、アンデダーンは【支持足の方に回る】
□まずは、オーソドックスな方法を習得しましょう。