「お腹を引き上げて!」バレエレッスンで定番のサジェスチョンですが、立ち姿勢によって対処が変わります。今回は、2つのケースについて紹介します。
ケース1:お腹が出ている
□正しい背骨の形をとりましょう。
□正しい骨盤の位置と角度をとりましょう。
□正しい立ち姿勢をとりましょう。
その上で、鳩尾(みぞおち)から恥骨を平にし、はみ出したお肉をしまいましょう。
ケース2:お腹が伸びている
・プレパラシオンで、正しい立ち姿勢をとりましょう。
・骨盤の保持を心がけましょう。
・背中をしっかり立てましょう。
その上で、動きに骨盤がつられてしまわないように対処しましょう。プレパラシオンでとった “鳩尾から恥骨までの距離” が変わらないようにします。
背骨と骨盤との関係
お腹を引き上げようとするとき、背骨と骨盤との関係を考慮することで、本当の対処法が見えてきます。
下腹をしまいましょう。見た目だけでなく、機能もUP⏫下腹についている筋肉は、骨盤を高くしてくれる作用があります。ということは、股関節の可動にも良い影響をもたらします✨お腹に壁を作って、崩さないようにキープ。耐震設計のお腹を作りましょう。つらい場合は、信号待ちで下腹しまうところから🍋
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) July 28, 2021
お腹は出ていないに越したことはありません。その上で、より “バレエで求められること” は、ただ引っ込めるだけではありません。
正しい位置を取れている場合
背骨や骨盤が正しい位置を取れているならば、お腹「だけ」のオペレーションにすることがポイントです。
大人に多いのは、せっかく正しい位置を取れているにもかかわらず、お腹を引き上げることによって、背骨や骨盤のアライメントが崩れてしまうことです。
背骨と骨盤を動かさずに、お腹をしまいましょう。
正しい位置が取れていない場合
まずは、正しい立ち姿勢に近づきましょう。その上で、お腹のオペレーションをします。
正しい立ち姿勢を取るための5つのヒント
①背骨の形をとりましょう。
②骨盤の位置と角度をとりましょう。
③胸骨は、わずかに後ろに倒します。
④鳩尾から恥骨は、床に対して垂直にします。
⑤お腹を平らにしましょう。
⑤は、お腹のオペレーションになります。①〜⑤で1パッケージです。
まとめ
・関連したパーツの位置を正しくとった上で、お腹を平らにしましょう。
・お腹の距離を保ちましょう。
●下腹をしっかりしまいましょう!
WS情報:これだけでまるで変わる”体重・重さ”の発想【下腹攻略】 #腹圧 #大人バレエ
[prologue step♪]
どちらのタイプかを
見極めてみましょう!