基礎的能力を身につける作業は、本当に地味です。そして、大変です。
身につけようとしている作業自体、大変そうに見えません。でも、やっている方は大変です。
これが、バレエは大変だけど、大変そうに見えない理由でもあります。
さあ、一緒に復習しましょう。
関連WS:https://juncotomono.info/20230816-squeeze/
*この記事は、2023年8月16日開催WS「スクイーズプログラム」復習用記事です。
実際のレッスンで試してみよう
バレエに大切な持久力。
[保持・維持・キープ・ホールド]バレエの特徴的なエレメンツです。これがなければ、基礎も、基本もありません。
そう、これらがないのに、基礎や基本を身につけようとしても、身につくことはないのです。
「基礎や基本って大事よね」
と言って、本人の思う基礎や基本に取り組んでも、なかなか身につかない人、多いかと思います。
それは、こうした「競技特性上、基礎や基本の前に身についていることが前提となっている運動能力」を見逃しているからです。
でも、大丈夫。運動能力をしっかりつけることを忘れなければ、基礎や基本はちゃんと身につきます。
レッスンで活かしてみよう!
ワークショップで学んだことを、実際のレッスンで試してみましょう。
順不同ですので、気になるところからトライしてみてください♪
バーレッスンで
- プレパラシオンで止まる。
- プリエを等速で行う。
- 動きを1つ1つ止める。
- ディベロッペは出来上がりで、きちんとキープする。
- 2番に上げている腕を下げない、指先や手首が下がってこない。
例えば、“タンジュ→5番” というシンプルな動きでも、全体を流してしまうのか、“タンジュで一瞬止めて、5番で一瞬止まる” というように動きを「しっかり収める」のかでは、動きがずいぶん変わります。
必要な体の機能が身につくだけでなく、動きの基礎も身につきます。
また、とてもきちんとした印象の動き方になるので、見ている側にも好印象です。
ムーブメントを一度分解して、“ポーズの連続”として捉えてみよう。
大人にとっては、効果的なレッスン法だよ!
センターレッスンで
- ポールドブラでのポジションからポジション間を等速で動かす。
- 動きの出来上がりは、しっかりと止める。
- アンシェヌマン最後のポーズは静止。
- 自分の番を待っている間も、姿勢を保ち続ける。
大人の方の場合、最も「きつい」のは、おそらく姿勢を保ち続けることでしょう。
踊っている間はもちろん、レッスン中は踊ってなくても姿勢を保てるようになりたいものです。このとき必要なのは、最大筋力よりも持久力です。
とても地味かもしれませんが、姿勢を保ち続けられないと、全てのバレエテクニックで不都合が生じてしまいます。
では、どのように姿勢を保つ時間を伸ばしていけば良いのか、一例をみてみましょう。
姿勢を保つ持久力をつける例
- バーレッスン
- バーとセンターのプレパラシオンからフィニッシュまで
- センターの自分の1つ前のグループから、自分が踊り終えるまで
- レッスンの最初から最後まで
- スタジオに入ってから、レッスンが終わるまで
- スタジオに入ってから、スタジオを出るまで
少しずつ、保持する時間を伸ばしていきましょう!
まとめ
体作りの一環として、運動能力の向上を目指すエクササイズを行いました。そろそろ、体の変化やレッスンでの変化に表れているのではないかと思います。
等尺性収縮やスーパースロームーブメント、出力や神経発火など、パワーというよりも、運動のバリエーションを増やしていくためのアイテム作りをメインに行いました。
レッスンでは、まず「止めるべきところを止める」ことからスタートすると良いかと思います。動きにメリハリが加わり、正しいだけでなく、見栄えもします。
そして、今回エクササイズしたことに関しては、今後のベースメントとなります。定期的に思い出してみると、大切なことを取りこぼさず、バレエテクニックの上達に役立つと思います。
参考にして見てくださいね♪
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