センターレッスンでのアダージオ。
ポールドブラで終始するものから、片足でのディベロッペを多用するもの、複雑な回転が組み込まれているものまで、実にさまざまな組み合わせがあります。
グラグラしたり、脚の高さが出なかったり、何かと悩み多いアダージオ。
ここでは、大人のあなたに向けて「素敵なアダージオ」にするための5つのポイントについて解説します。
“素敵なアダージオにする方法”について教えて!
どれも、すぐに活用できることばかり。
しかも、順不同でOK!
気になる項目から、試してみましょう!
1:フェイスをつける
顔の向きをつけましょう。
まず、[プレパラシオン➡︎それぞれのポーズ➡︎フィニッシュ]から試して見ると無理なく進められます。
必ず、覚えておいて欲しいのは【胸と顔が同じ向きでいるのは、とても不自然】ということ。
顔の向きをつけることで「自然な」動きになります。
ただし大人の場合、目だけが動きやすいので注意。
顔の向きを変える事が重要です。
2:動いている腕を追いかける
1の延長になりますが、ポーズとポーズの間の[動きの過程]を美しく見せましょう。
動いている腕を追いかけるように、顔をつけます。
ここで注意したいのは、頭の高さ。
あくまで高さを保った上で、顔の向きをつけていきます。
手を直視するように顔を向けるのはNG。
注意しましょう。
3:止めるところは止める
ポーズやディベロッペの出来上がりは、動きをピタッと止めましょう。
特に多いのが、ディベロッペの出来上がりをはっきり見せずに流してしまうケース。
でき上がりは、文章で言うと「。」のようなもの。
きっちり入れることで、メリハリがつき、清潔感が出ます。
この清潔感。
大人の場合は、職業ダンサー以上に必要な項目です。
ダラダラと流れてしまう動きは、清潔感が感じられず、だらしない印象を受けてしまうよ。大人だからこそ気をつけよう。
4:グラグラ揺れは、足元で
バランスを取ろうと、体がグラグラする時。
腕や上体の形を崩すことでバランスを取り戻そうとする行為は、バレエではご法度です。
頭、腕、胴体などの「上体」は、形を崩しません。
そのグラグラとした揺れは、足裏で調整しましょう。
美しい形を長く見せようとすることが必要だよ。上体を崩すのが癖にならないように注意しよう。
5:絶対に忘れてはならないフィニッシュ
「終わりよければ全てよし、という言葉があるくらいだからね」
かつてのコーチが言いました。
フィニッシュは、あなたの踊り全体の評価を左右すると言っても過言ではありません。
きちんとしたフィニッシュをとらないと、全体がぼんやりとし、それまでの印象が台無しです。
また、だらしない踊り方の代表格なので細心の注意を払う必要があります。
- 膝を伸ばすべきは、伸びていますか。
- 脚、足、肘、顔の向きは取れていますか。
- エポールマンは取れていますか。
- 足や腕のポジションはバレエ形式に沿ったものになっていますか。
- ピタッと静止できましたか。
アンシェヌマン全体のフィニッシュが取れるようになったら、1つ1つの動作のフィニッシュでも同様に取り組みましょう。
まとめ
美しいアダージオへの5つの扉。
あなたも、その扉を開きましょう!
まとめます。
- 清潔感のある動き、きちんとした動きをしましょう。
- 顔の向きをつけましょう。
- 腕の動きをフェイスが追いかけましょう。
- 止めるところは止めましょう。
- 上体を崩さず、保持しましょう。
- きちんとしたフィニッシュを作りましょう。
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