肩を上げずに腕を動かす「ポールドブラ」
首が長く、上品、しなやかに映ります。
バレエならではの腕の動き。
習得へのフェーズを、大人の体や行動パターンを加味してわかりやすく解説します。
独立させ癖を取る、次にコネクション
2つのフェーズで取り組みましょう。
- フェーズ1
➡︎胴体と腕を独立させた状態で動ける - フェーズ2
➡︎新たに【望ましい】コネクションを構築する
▶︎例えば、アンナヴァンからアラセゴンに腕を広げる時、肋が一緒に広がってしまう。
▶︎例えば、セゴンからブラバに腕を下げる時、肩も一緒に下がってしまう。
腕とその他のパーツが繋がっているから起こる現象ですが、これは改善すべき連鎖です。
【望まない連鎖を切り離し、正しい動きを覚える】
その為には、一度、今の連鎖を切り離した後、正しいコネクションを再教育していきます。
望まない連鎖を「依存」
望ましい連鎖を「自立した上での協調」と捉えるとわかりやすいかも。
この辺りの詳しい解説は、また今度♪
肩を上げずに腕を動かす秘訣は“肩のアンディオール”
胴体を正しく保ち、正しい動かし方をすると、腕の付け根(肩)がクルクルとよく動き、アンディオールします。
これは、フェーズ1の胴体と腕を独立させた状態を作っているからこそ、実現可能なこと。
この状態を作ると、肩を上げずに腕を上げる(アンオーなど)ことができます。
ここに繋げる、バレエの「基本となる腕の動かし方」
必ず、出来るようにしたいのは次の2点。
- 原則、腕の形・長さは変えない
- 末梢から動かす
ポジションからポジションへと移行する時、肘が伸びたり曲がったりしてはいけません。
また、大人に多い「中枢から腕を動かす」という癖。
肩から動かしてしまうケースが多いですが、末梢から動かすということを認識しましょう。
さて、胸が硬い、縮こまっていると、基本となる腕の動かし方が出来ません。
大人の方は、お仕事などの影響で胸が縮こまりやすいですから、胸広げるストレッチを積極的に取り入れましょう。
参考
今月(2022年10月前半)のストレッチ&エクササイズまとめ
段階によって、取り組むべき内容が異なることも分かりましたね。
焦らず、慌てず、最適なフェーズを学びましょう。
JBPでは、12月WSとして「顔の付け方」についてのプログラムを開催します。
腕の動きにプラスすることで、良い動きやすく、自然に見せることができます。
日常とは完全に異なるバレエ専用の顔の付け方を伝授します。
関連
『顔の付け方をバレエらしい動きへ』“自然な動きの表情とパターン”ここまでをまとめます。
- 胴体と腕は一度独立させ、その上で正しいコネクションを作ります。
- 基本の動かし方は、必ず出来るようにしましょう。
- 胸を広げましょう。
あなたにクエスチョン♪
長い腕を作るには、胴体と腕の●●をしてから、コネクションを作る。
なんだったかな?