どうせ私なんか…
と思うには「理由」がある。
もちろん、原因は自分だ。
序論:永遠ではない
バレエに限らず、出来ないことを出来るようにするには、それ相応の「努力」は必要だ。
努力なしに願いが叶うほど、世の中甘くはない。
コツコツ努力していても、最初から “上手になった・上達した・良くなった” そう実感することは難しい。
「いつまで頑張ればいいのだろう」
そう思うこともあるだろう。
永遠と続けなければならないような、錯覚を起こしがちではあるが、決して「永遠」ではない。
本稿では、いつまで頑張ればいいのか、目に見えない成長について述べる。
本論:いつまで頑張ればいいの?成長というシステムを知る
本論1:「出来た!」と思えるまでに起きていること
何かをずっと頑張っていると、ある日「あ、出来た!」とか「良くなってきた!」と実感する場合がある。
実感したときに、急に成長したのか?
答えが「NO」であることは、あなたも理解できるだろう。
頑張っているときに、すでに成長は始まっている。
実感するのが「その時」というだけの話だ。
やかんに水を入れ、火にかける。
蒸気がでて、沸騰したのが分かる。
沸騰するまで、確実に水の温度は上がり続けている。
温まっていくのだが、私たちが認識できるのは、沸騰したときだ。
もう一度言う。
水は、確実に温まっていくのだ。
この過程は、実感することが難しい。
だからこそ「沸騰したとき=成果として現れたとき」突然、うまくいったように感じるが、実際には、水の温度は上がり続けている。
つまり、成長し続けている。
本論2:成果が出ない・飽きやすい人の特徴
沸騰する前に、火を消してしまったらどうだろう。
沸点に辿り着くことができず、水が沸騰することはない。
忘れてならないが、沸騰する前に火を消したら、永遠に沸騰する日は来ない。
▶︎頑張ってるのにモノにならない
▶︎飽きっぽく、いろんなことに手を出すがモノになっていない
こうしたタイプの多くは、 “沸騰する前に火を消してしまう” という特徴がある。
すると、「どうせ私なんか」と言って、水を沸騰させようとする行為すら放棄してしまうのである。
とは言え、忘れてはならないことは「水の温度は、確実に上がり続けていた」ということだ。
温度が上がっているという実感はないかも知れないが、そのまま、火を消さずにいれば、必ず、水が沸騰する日は来た筈だ。
本論3:「時間」という要素
同じことをやっていても、「あの人は早く出来るのに、私は頑張っても上手になれない・うまく行かない・不器用だ」一度は、思ったことがあるだろう。
水を火にかけ、沸騰させるには、どんな道具があるだろうか。
やかんや鍋で火にかける、ガスだったりIHだったり。
電子レンジや電気ポット。
方法も道具もいろいろある。
どれをとっても、水の温度を上げ、沸騰させるということ自体に変わりはない。
もう1つ共通しているのは、「沸騰までの時間の差はあっても、一瞬でお湯が沸くわけではない」言うこと。
「あっという間」と言っても、本当に「あ」で沸くわけではない。
一定の時間は要するのだ。
方法、道具、時間。
それぞれの違いはあるが、「沸点に至るまで、火を消さなければ」必ず沸騰する。
火を消してしまば、沸騰はしない。
つまり、沸点に至るまでの「持続力」いずれは「継続力」は、大事だと言うことを共有したい。
結論:火を消さないこと
いつまで頑張ったらいいのだろう。
それは、水の温度が上がっていき、沸点になり沸騰するまでだ。
頑張っているのに成果として現れていないのであれば、まだ、沸点に辿り着いていないのだろう。
方法や道具によって、沸点までにかかる時間は変わるが、火を消すことさえしなければ、水は沸騰に向けて確実に温度を上げている。
火は消してはならない。
それさえしなければ、必ず、沸騰するのだ。
●参考
頑張る時間を最短にする為の出力と方法
https://juncotomono.info/program/20210105-basic-activity/