あなたと私が “ヒポクラテス” の言葉から学ぶこと

 

今年も、残り僅かとなりました。

 

私もあなたも、これまでにない経験をしました。

思うようにいかない、これまで当たり前だったことがそうではなくなった…誰もが、そうした思いをしました。

 

そんな中でも、あなたとこうして「バレエ」を通じて、お話できたことを嬉しく思っています。

 

 

 

明日からは、新しい一年がはじまります。

だからといって、問題が一気になくなるわけではないでしょう。

それでも、私たちは、確実に一歩、いえ、半歩ずつでも前を向いていきましょう。

 

 

あなたにこの言葉を贈ります。

人生は思考するものにとっては喜劇であり、感情に流されるものにとっては悲劇である

ヒポクラテス

 

ヒポクラテスとは、「医学の父」と言われ、「ヒポクラテスの誓い」で知られる、紀元前のお医者さんです。

それまで、治療といっても迷信や呪術が主だったようですが、ヒポクラテスは経験や観察を重んじるものへと変えていったそうです。

 

 

感情は、人間誰しもが持つものではありますが、感情を優先し過ぎると、むしろ、辛くなってきます。

振り回されるからです。

 

 

思考というと、何だか「計算高い」という印象があるかも知れません。

もし、ちょっとでも思うなら、よく文字を見てみましよう。

 

 

「思考」は、「思う」「考える」、両方の文字が入っています。

思うこと、考えること。

それは、血の通った、あなたから生まれたものです。

決して、冷たいものではありません。

 

こんなときだからこそ、しっかりと思考し、戦術を立てて、バレエに取り組んでいきたいと、私は、そう思うのです。

そして、その「戦術」を、JBPプログラムをはじめとしたコンテンツを通じて、お伝えしたいと思っております。

 

 

 

最近、気づいたことが1つあります。

 

それは、この状況において、出来なくなる人は出来なくなる。

「環境が変わった」と。

それは、ある種、どうしようもないことなのかも知れません。

 

一方で、大きく環境が変わっても、戦術を練り直し、対応し、順応していった人は、以前よりもはるかに、成長していました。

スポーツの世界は、バレエと違って、明確な結果が出ます。

そうした世界にいる選手でも、2つに分かれたように思います。

スポーツ中継をテレビで見て、ふと、思ったのです。

 

 

 

あなたには、後者であって欲しいと思っています。

なぜならば、それが、バレエというものを通じて、自分の底力を知るということだと思うからです。

人間だもの、まだまだ、可能性があるはずです。

 

 

私は、そのためのお手伝いをできればと思っています。

 

JBP大人のためのバレエワークショップはもちろんですが、オンライン、記事を、有効にご活用ください。

Twitterでは毎日、テクニックや考え方のお役立ち情報などを発信しています。

 

 

来年は、思考する一年にしましょう。

数年後、「あの年があったからこそ、今があるんだね!」と言えるように。

光が射す方へと、共に、歩いていきましょう!

 

 

今年一年、ありがとうございました。

年明けも通常通り、更新いたします。

年明けの記事でお会いしましょう。

 

静かな、良いお年をお迎えください。

 

 

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