この記事では、バレエの走り方についてのお約束を3段階で解説します。バレエレッスンのマナーを守りつつ、必要な項目の習得を目指しましょう。
”バレエ用” を身につけよう!
「歩き方・走り方でどの程度踊れるかわかる」と言われました。バレエで最も難しいのは歩くこと」ヌレエフがイレールに言ったそうです。練習しないとできないもの(回転など)ではなく誰にでもできるものを美しく見せる事ほど難しいものはありません。センターレッスンでの走り方、バレエ用にしましょう🌸
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) August 21, 2021
歩き方は非常に難しいものです。まずは “バレエの走り方” を身につけましょう。走り方と言っても、日常生活やスポーツでの走り方とは違います。バレエの走り方がどんなものかを、はっきり・しっかり認識しましょう。
レッスンでもやりたい
特にセンターレッスンでは、強く心がけましょう。
□プレパラシオンをする場所に行くまで(出)
□踊り終わってハケるとき(稽古場の端に行くまで)
ドタドタ、ドスドスと歩いてはいけません。
【踊る空間=舞台、稽古場の端=舞台袖】だと思って、常に人に見られている意識を持ちましょう。こうした所作を美しくすることで、体の引き上げなどの要素獲得にも直結します。
まずは、センターレッスンでやってみましょう。慣れてきたら、稽古場に足を踏み入れた瞬間から意識するようにします。
バレエの走り方 3段階
バレエの走り方を知りましょう。そして、実際にやってみましょう。重要度が高い項目から解説します。
第1段階:膝とつま先を伸ばす
終始、膝を伸ばしたまま走りましょう。
バレエでできるようになったら、日常生活でもできるだけ膝を伸ばして歩いてみます。いつもより、美しい歩き方になります。
こちらも参考になります
伸ばしているつもりで伸びてみえない膝について解説|大人のバレエ上達
第2段階:着地はつま先から+カカトをつけない
日常の歩き方・走り方のように、カカトから着地してはいけません。必ず、つま先から床に着きます。
カカトは床に着けず、上げた状態で走ります。
第3段階:頭の高さをキープ
走ったときに、頭が上下に揺れないようにしましょう。頭の上に固定していないティアラが乗っているとイメージしてみます。落ちないように高さをキープしましょう。
お遊戯会にならないために
歩き方や走り方が “きちんと” していないと、全体的にお遊戯会の雰囲気が出てしまいます。特別な動作でないものほど、バレエ用になるように気をつけましょう。
この他にも身につけたいことはありますが、ここで述べた3段階ができていることが前提になります。まずは、3つの項目を実際にできるようにしましょう。
・膝を伸ばすことからはじめ、床への着き方や頭の高さへと進めましょう。
バレリーナの膝の伸ばし方 こちらが参考になります
膝を伸ばすことを
意識してみましょう!