「肩を下げて!」と言われたときの対処。
本当に、肩を下げるだけでOK?
肩の構造や大人が取りやすい姿勢から導いた対処の仕方を、一緒に学びましょう!
肩関節の特徴
肩関節は股関節と同じ「球関節」に分類されます。
と言っても、難しく考えなくて大丈夫。
肘や膝と比べると、曲げる/伸ばす以外に「回す」という動作ができることは、あなたも感覚的にわかっているはず。
要するに、よく動く関節、360度グルッと動かせる「自由度の高い関節」なのです。
複数のレスポンス
自由度が高く、よく動く。
つまり、複雑な動きができることを意味しています。
だからこそ、「肩を下げて!」と言われ、肩を下げても、“実際に求められていることは違った” というケースが発生するのです。
自由度が高い場所こそ、シンプルな対応だけでなく、いくつかのレスポンスを試してみましょう!
1、肩が前すぎる
特に、デスクワークの時間が長い人は注意しましょう。
体を横から見た時に肩が前過ぎると肩が上がって見えます。
肩甲骨を軽く寄せることで、前後の位置を調整しましょう。
2、デコルテが狭い
鎖骨を外に広げ、デコルテを広く取ります。
胸を広く保つ意識を持ちましょう。
前屈みになる機会が多い方は、要チェック!
胸が固くなっている可能性がありますので、ストレッチもオススメです。
3、肩がすくんでいる
鎖骨に水がたまる状態になっているなら、骨に沿って外側に広げます。
鎖骨は、ただそこにあるだけではないのです。
また、体だけでなく精神的に、極度の緊張状態が続くと、肩がすくみやすくなります。
一度、深呼吸して、落ちついてみるのもいいでしょう。
4、鎖骨の両端が前に出ている
鎖骨のポジションを正しいものへと調整しましょう。
鎖骨の両端は内側と同じか、できれば、やや後ろを目指します。
うまくいかない場合は、胸のストレッチや肩甲骨を寄せる筋肉を出力させて、ポジションを取れる体を作りましょう。
対処法は1つではないことを知ろう。
人によっても変わるし、あなた自身も、時期やその日によっても変わる。
1つにこだわらず、複数を試してみていいんだよ。
まとめ
「肩を下げて!」と言われた時の対処法。
心当たりはありましたか?
ここまでをまとめます。
- 肩関節は股関節同様、自由度の高い関節です。
- 肩が上がって見える際の対処法は、「下げる」に限りません。
- 複数の対処法を試してみることは、バレエ上達にとても有効です。
ファーストステップ♪
この記事を保存して、1つずつ試してみよう。