例えば、学生の頃は運動部で「ガッツリ」取り組んでいたとか、習い事などで「きっちり」スポーツをしていた場合は、さほど神経質になる必要はないかもしれません。
そうでない場合は、読んでみるといいでしょう。
JBPだからこそ知れる運動の原理というべき、大事なことをお話しします。
“動きの原理とも言える大事なこと” について教えて!
「運動神経だけで踊るな!」大人のクラスでは、あまり聞かないかもしれませんが、こうした指導言語もあります。
誤解の多い言葉ですので、意図を整理してみましょう。
- ジャンプや回転、脚の高さといった目立つバレエ動作だけでなく
- 姿勢やつま先、膝、脚の角度やエポールマンなど
- 「バレエの特性」という項目にも目を向けなさい
こういう意味ですので、テクニック自体を否定したり「やるな」と言っているのではありません。
「運動神経だけで踊るな!」という指導言語はありますが、運動神経はあった方がいいです。
ただ、10代の頃までに運動をしっかりと取り組んだ経験がないと、この辺りに戸惑いを覚えるかもしれません。
運動経験がない人の場合、運動の原理が体にシステム化されていないことが多く、同じように努力しても、結果が出るまでに時間がかかる傾向にあるからです。
運動神経について、もう少し詳細を整理しましょう。
「運動神経」を育てる大人のためのポイント
- いかに可動域があるか
- いかに筋力があるか
- いかに甲が高いか
これは、運動神経どうこうとは違います。(もちろん、素材にはなりますが)
運動神経がいい人とそうでない人の圧倒的な違い。
それは、「動きのリズムとスピード」です。
大人からでも育てられる運動神経のポイント、レッスンでどんどん取り入れましょう。
ポイント1
カウントを正確に、そして厳密にとりましょう。
まずは、自分のペースではなく指定されたカウントで動くこと。
その習慣をつけること。
慣れてきたら「厳密に、詳細に」していきます。
カウントを取るには、アンシェヌマンの順番を覚える速さもポイントになります。
できるだけ早く覚えるようにしましょう。
参考
知らなきゃバレエにならない:音楽と動きの原理ポイント2
動きの方程式を身につけましょう。
体を動かすときの【原則】があります。
腕→体(脚)
これはそのまま、バレエの原則になっています。
大人の場合、逆になっていることが多いですのでチェックしましょう。
ジャンプや回転、早い動きなどが苦手なのも、この原則が体に入っていないことが原因です。
指定がなければ、腕を少し早めに動かす習慣をつけましょう。
慣れていけば、考えなくてもできるようになっていきます。
参考
満員につき、キャンセル待ち受付
苦手克服プロジェクト『カウント~概要から詳細へ』ポイント3
動きを「止める」ことができる。
大人の方で上達が早い人は、必ず、ここを努力しています。
結果として、バレエに必要な瞬発力や筋力が養われます。
いわゆる「ストップ&ゴー」は、バレエでも基礎となる要素です。
- バットマン・タンジュ・ジュッテでピタッと止める
- フラッペですばやく止める など
ポイント4
体の使い方としての「止める・動かす」を明確にしましょう。
例えば、股関節を動かすときの「動きの候補」です。
- 腿を止めて、骨盤を動かすのか
- 骨盤を止めて、腿を動かすのか
- あるいは、その両方なのか
いつもこれ、というわけではありません。
動きに適切な方法を選択する。
漠然とやっているのとは雲梯の差です。
ただ、股関節を動かせばいいというわけではありません。
動きには適切な方法というものがあります。
どのバレエ動作では、どのパターンが適切なのかを予め整理しておきましょう。
ポイント5
前向きに、明るく取り組む。
これ、精神論ではありません。
うまくいかなかったことを引きずったり、暗い気持ちでレッスンしていると、動きのリズムが狂ってしまいがちです。
レッスンの時は、前向きに明るく、目的をはっきりもって取り組むのも、運動神経を育てる上で大切なエレメンツになります。
まとめ
運動神経を育てましょう。
まとめます。
- 運動神経を育てましょう。
- カウントを正確に、厳密にとりましょう。
- 腕を早めに動かしましょう。
- 止める動きでは、しっかり止めましょう。
- 動きに適切な止める・動かすを選択しましょう。
- 前向きに、明るく取り組みましょう。
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