手に入れたいなら
手に入れるための
発想も必要だ。
序論:ポジションが大事な理由
「足が開かない!」と悩んでいるならば、ポジションに対しての発想を変えてみよう。
ポジションで開くことができれば、あとは「保持」。
ゆえに、バレエでは「保持・保つ」という言葉が重要なのだ。
今日は、ポジションに対しての発想転換と正しい骨盤の位置についてお話しするとしよう。
それでは、さっそく本論へとすすもう!
本論:全部 バレエのルールブック! ”足が開かない”へのアイディア|大人のバレエレッスン
本論1:ポジションの”厚み”
以前、Twitterでこんなつぶやきをしたのでご覧いただきたい。
この「薄いポジション」が、あなたが目指すところなのだが、もう少し詳しく説明したいと思う。
まず、第6ポジションに立ってみよう。
横(側方)から観察すると、カカトからつま先にかけて長い。
ここを「厚み」と呼んでいる。
この場合なら、大凡、足のサイズ分の厚みがあることになる。
では、あまり開かない第1ポジションではどうだろう。
同じように、カカトとつま先に線を引いてみる。
第6ポジションほどではないが、まだまだ厚みがある。
「よく開いた」第1ポジション。
かなり薄くなった!
足幅の厚みしかない。
よく開いているほど厚みは薄くなり、開いていないと厚みが出る。
目指すは、薄いポジションだ!
本論2:この違いが明暗をわける!
なぜ薄い方がいいのかを知ることは、後々、大事な知識となる。
ポジションに立ったときは、足裏が床についている=固定されている。
一方で、バットマン・タンジュに出した足裏は床についていない。
足裏が床についていないときは、脚を回すことで足の向きも変わる。
ところが、ポジションに立っているときは、足裏が床についているために、脚を回しても「足」の向きは変わらないのだ。
そうしたこともあり、足のポジションを取るときは「脚を回す」よりも「足を薄くする」の方が、正しい方向へと導いてくれる。
本論3:ココより後ろは厳禁!
次に、骨盤の位置を一緒に取ろう。
というのは「ポジションを薄くする」ということは、今までよりも「より開く」ということ。
骨盤の位置が取れていないと、支持脚を引いてしまったり、体重が膝や足首にかかりやすくなる場合もある。
正確にポジション・アライメントを取るためにも、ケガをしないためにも、セットでやってみて欲しい。
ポジションをとってみよう。
この「足」(つまり、Foot。足首より先)の上方に骨盤の位置をとる。
これ以上、後ろは厳禁なので覚えておこう。
JBPバレエワークショップでは、もっともっと厳密な指定をしているので、ご存知の方はそちらでやろう!
第5ポジションでは?
この場合、まずは後側の足とコシボネを基準に考えよう!
結論:ルールブック入り
「足が開かない!」と悩む人ほど、もう一度、ポジションを見直そう!
今日の内容は、記事全てを [バレエのルールブック] にできる。
そのくらい、基本的かつ大事なこと。
では、整理しよう!
[バレエのルールブック]
▶︎ポジションは「薄く」する
▶︎骨盤は足の上に位置をとる
→ここより後ろは厳禁
まずは、プレパラシオンで試してみよう。
フィニッシュも、プレパラシオンと同じようにポジションが取れていたら「最高」だ!
ただ1回でもいい。
次のレッスンでいつもより薄い
ポジションをとってみよう!