今日は、アラベスク+ルルヴェのポイントを解説します。
レッスンにも登場しやすい動作ですので、しっかり確認しておきましょう。
アラベスク+ルルヴェと言っても、入り方がトンベだったり、シャッセだったりします。
よほど特別なものでない限り、どちらかを通って、アラベスクへと移行します。
トンベもシャッセも基本的に注意点は同じですが、ここでは、トンベからのアラベスクを例題にしてみましょう。
5つのポイント
まず、わかりやすくするために一度、動きを分解してみます。
3つのフェーズに区切ります。
- A:左脚プリエ+右脚がデガジェデヴァン
- B:右足をついてトンベ(両脚がプリエ)
- C:第1アラベスク+ルルヴェ
1:絶対NG!「上体のツッコミ」
頭と胴体、つまり“上体“を、早々と前に移動させてはいけません。
これをすると、動きに弾みをつけられなくなるために、アラベスクで乗れなくなります。
そして、引いてしまいます。
AとBでは、上体は可能な限り後ろです。
2:まだ、ここなんです
意識していないと、Bのトンベで体重を右足にかけてしまいますが、まだ早すぎです。
確かに両脚プリエをしていますが、体重はまだ左足に。
右脚のプリエは、この時点ではまだ「フェイク」です。
つまり、形だけ。
まだまだ、体重はかけません。
3:これは内緒にしたい“ミソ“
通常、アンナヴァンを作るとき、左右の指の間は、体の正中線を挟むように設定します。
つまり、左右対称。
その上で、Aで構えたアンナヴァンは、ほんの少し「左(プリエ側)」にずらしておきます。
ただし、ずらしているのがわからない程度にするのがポイントのポイントです!
4:いよいよ、体重移動の瞬間
体重移動の瞬間。
それはズバリ、BとCの間です。
左脚が床から離れ、上がり出すのと同時に、一気に体重を右足に移します。
こうして、前に乗るための弾みをつけるのです。
体重の移動は一気に。
ゆっくりやってしまうと、乗り切れなくなるので思い切ってやりましょう。
5:ここで仕上げ
アラベスクはしっかり前に乗ることが重要。
また、アラベゴン防止、美しいアラベスクにするための仕上げをしましょう。
- アラベスクと同時に、頭を進行方向に押し出す
(顔の向きに関係なく) - 左側の肩甲骨を誰かに押されたように、前に押し出す
アラベスクルルヴェのポイント。
まとめましょう。
- まず、動きを分解して整理しましょう。
- 上体を突っ込まない、体重の移動、腕の位置など、どこがウィークポイントなのかを見つけ、集中的に取り組みましょう。
アラベスクそのものについては、11月に予定‼︎
正しいルルヴェ、シンプルにここ
可動域を広げる股関節に関する体作り
ファーストステップ♪
次のレッスンで実験するものを決めてみよう♪